今回は孔子の論語にある言葉から学んでみようと思います。
孔子は紀元前6世紀の中国の春秋戦国時代に生きた思想家です。
会社の経営者なども、論語を読む人は多いようですね。
私も好きで、孔子のドラマを観たり、渋沢栄一さんの「論語と算盤」なども読みました。
論語の言葉から学ぶ
日に吾(わ)が身を三省す
一日に何度も自分の言行をふりかえってみて、過失のないようにすること。
私はこの記事を書いている最中にスマホのリマインダーに振り返りの時間(午前・午後・就寝前)を入力しました。私も三省をやってみようと思います。
それから、日記を書くのも振り返りには良いかもしれないですね。
巧言令色、鮮(すく)なし仁
ことばを巧みに飾り立てたり、善人らしく装うのは、他者を愛する気持ち(仁)が少ない。
厳しい言葉を言ってくれる人こそ大事にすべき人かもしれないですね。
己に如(し)かざる者を友とする無かれ
自分と異なり、まごころの足りない者を友とするな。
過(あやま)ちてはすなわち改むるに憚(はばか)ることなかれ
自分に過失があれば、すぐに改めることだ。
君子は器ならず
教養人(君子)は専門家(器)に終わらない(全体を見ることができる)。
企業のトップやリーダーになる人は全体を見通せる「君子」を目指す必要がありそうですね。
関連することばに「君子は義にさとり、小人は利にさとる」ということばもあるようです。教養人(君子)は道理を理解し、知識人(小人)は損得を理解するという意味です。
損得勘定ばかりするなということでしょうね。
このほかにも、「小利を見れば、則(すなわ)ち大事成らず」という言葉もあります。
これは、小さな利益に目がくらむと、大きな仕事が完成しないという意味です。
行くに径(こみち)に由(よ)らず
(正規の道を通り)近道を通らない。
近道しようとすると、どうしても甘さが出るというか、実力が身につきにくくなったり、ズルを見透かされて信用を失う恐れもあるので、近道は通らない方がいいと思います。
あわせて読みたい
故きを温ねて新しきを知る
古人の書物に習熟して、現代に応用できるものを知る。
とても有名なことばですね。古い時代の書物を読むことが大事だということですね。
人は昔から大体同じようなことを考えたり、同じような過ちをしたりしているので、昔の人たちが考えたことや、過去の出来事から学ぶのは大事なことですね。
個人的にも、古典や歴史の本を読むのはおすすめです。ちなみに、論語ももちろん古典として多くの人に読み継がれていますね。実際には孔子の弟子が後に編纂したものです。
まとめ
今回は論語にある有名な言葉をいくつかピックアップして学んでみました。
論語は生きるために大切なことを教えてくれます。
今回はエッセンスを取り出して紹介しましたが、興味のある方は「論語」を読んでみられてください。
当ブログは仕事に関する考え方を中心に書いていますが、論語を読むことで、ビジネスパーソンとして、人としてどうあるべきかということを学べるのではないかと思います。
今回、参考にさせて頂いた本は以下です。