今回のテーマは、『個人は利益率が高い商売をやらないと苦しくなる』です。
私も自営業をしていますが、正直、個人で商売するなら利益率が高いものでないと厳しいと思います。
一個100円の利益の上がるものを100個売っても利益は10,000円です。
30万円の利益を上げるのには、3,000個もの商品を売らなければなりません。
回転率が高くて、販売に手間が掛からないなら話は別です。
一人で商売をやっている人が、そんな量をこなすのは至難の業ですね。
ここでは、どんな商品やサービスが利益率が高くなるのか考えてみました。
利益率が高い商売ってどんなものでしょう?
原価が小さな商品
商品やサービスを提供する際に必ず考えておきたいことが、『原価』ですね。
以前、葉っぱをビジネスにしたということで話題になりました。
原価が掛からなければ掛からないほど儲けが増えるのは当然のことです。
ただし、仕入れのコストや輸送コスト、販売手数料など様々なことを加味しておく必要があります。
他の人ができないサービスを提供する
誰もが簡単に習得できない技術や技能をサービスにすれば、利益率が高いビジネスになりやすいです。
例えば、ITの技術に長けた人なら、その技術を活かしてソフトウェアやアプリを開発して販売。
建設関係の技術がある方なら、個人で建設関係全般の仕事を請けたり、何かに特化したサービスを提供すれば利益率は高くなる可能性があります。
よくやりがちなのが、簡単なことだからといって、技術を安売りして自分が苦しくなること。
自分では簡単にできることも、他の人にはそう簡単ではない場合が多いです。
ですから、安売りは止めてしっかり自分がほしい金額を提示した方がいいです。
競争相手がいない商品
競争相手がほとんどいないか、もしくは、全く競合がいない商品やサービスを提供すると利益率は高まります。
これを見つけるのはかなり難しいですが、例えば、地域に同じような商品やサービスを提供しているところがなければ、そこにポジショニングすれば、売れる可能性は高まります。
ただし、需要の規模がどれ位あるかが重要で、需要がないから他の人も参入していないだけかもしれません。
または何らかの参入障壁がある可能性もあります。
参入する際は、そのあたりもちゃんと考えておいた方が良いですね。
価格の比較が難しい商品
インターネットで簡単に価格の比較ができる世の中です。
価格の比較がしやすい商品は価格競争にさらされやすいです。
例えば、電化製品を調べる時、同じ型番で検索すれば、ずらりと商品のページが表示されて、価格まで出ますよね。
そうすると、賢い消費者は、価格が安い商品を自然と選びます。
こうなると、最後は運営規模の勝負になって、資金力の小さな個人では太刀打ち出来なくなります。
目利きじゃないと扱えない商品
アンティークや宝石類、古いカメラなどなど、ある程度の知識と経験がないと扱うことが難しいものもあります。
ここも、簡単に知識が習得できる分野だとすぐに参入者が現れます。
しかし、自分の知識を磨いて、更に高いレベルに到達すれば、自ずと参入者も減ってきて、利益率も高まると思います。
販売する相手を見極めておこなう商売
年齢や性別、状況、場所、価値観等によってモノの価値の感じ方が違うものです。
商品やサービスを提供する際は、販売する相手をキチンと見極めておく必要があります。
日本ではありふれていて、日本人はあまり興味がないものを、外国人の方がありがたがって買うのをよく見かけます。
こういう状況を見て、日本人が処分したがっているものを、海外の人に販売すれば儲かるかもしれません。
また、家電をまだ使えるのに処分したい人がいます。
そういうものを買い取ってリサイクルして販売している業者も沢山います。
上記のことは多くの人や業者が実践していることですが、もっと細分化していけば、面白いビジネスチャンスが見つかるかもしれませんね。
まとめ
個人で商売する場合は、自分が苦しくならないように、利益率を意識することが大事です。
でも、絶対に人を欺いたり、嘘をついて利益率を上げてはいけないですよ。
そんな商売は続かないか、いいお客さんはひっそりと離れていくだけですから。
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