個人事業主・自営業

商売の固定費には気をつける

商売をやっていると、様々な費用が発生しますが、個人的に一番気を付けた方が良いと思うのが「固定費」かなと思います。

自営業の場合は、商売に掛かる固定費もそうですが、同時に、家計の固定費もかなり気にした方が良いのかなと思います。

自営業、個人事業主の場合は、商売の収入と支出が家計に直結しますからね。

ちょいビズ
今回は、商売と固定費の関係について考えてみました。

商売と固定費の関係

固定費は無理のない範囲に留める

固定費というのは、毎月、もしくは、毎年変わらず掛かってくる費用なので、この点はとても慎重に考えた方が良いのかなと思います。

店舗や事務所の賃料、従業員の給料、光熱費など、毎月掛かる費用が重しにならないように注意したいですね。

というのも、商売って予期せぬことで収入がガックリ減ることもありますし、ずっと調子の良い時期が続くとは限らないからです。

ですので、自分が毎月支払っても全然苦痛じゃない程度の金額に留めておく方が良いのかなと思います。

例えば、店舗の家賃を毎月15万円支払わないといけないのに、事業収入が30万円しかなかったら、当たり前ですが、生活もままならなくなってしまいます。

家計の面で言うと、商売の羽振りが良い時に、高いマンションに引っ越ししたりする人がいますが、これは正直あんまり良くないなと思います。

業績が悪くなると一気に苦しくなりますし、むしろ、この行動が業績を悪くしているとも言えるかもしれないです。業績の良い時にはお金を極力プールしておく方が賢明かなと思います。

いい時がずっと続くと思わない方が良いですし、良い時こそ、より謙虚さ、慎重さが大事かもしれないです。

ちょいビズ
私の場合は、自分の商売の業績が上がる前の、今より随分低い収入の時に、身の丈に合った安い中古住宅を購入したので、現在の住宅ローンを支払うのは、かなり楽です。正直ラッキーだと思います。もし、業績が良い時に買っていたら、調子に乗って、もっと高い家を買っていたかもしれないですから。そしたら、もっとキツイ思いをしていたかもしれません。

また、私の場合は、店舗の賃貸の固定費もありますが、こちらも他人から見ると笑えるほどかなり費用を抑えているので、支払いが苦になりません。

個人的には、背伸びせずに、身の丈に合った買い物をした方が後々良いのかなと思います。正直、固定費の支払いに追われないのは気持ちがとても楽です。

収入が減っても固定費は減らしにくい

固定費というのは、収入が減っても減らしにくいというのもあるのかなと思います。

例えば、業績が悪化してしまっても、賃貸の店舗や事務所を急に今よりも安い場所に移転するのは案外難しいのかなと思います。

実際に移転に際して、様々な手続きも面倒でしょうし、また、引っ越し費用や、移転先でも出費がかさんでしまうと、更に苦しくなるのかなと思います。

それに、せっかく固定客がいるのに、移転してしまったら、また1からマーケティングをし直さないといけないというような問題も起こり得るのかなと思います。

また、もし従業員を雇っている場合、業績が悪くても簡単には解雇できないでしょうから、雇用の費用もかさんでしまいます。

ですので、個人的には、無理のない賃料の場所を借りる方が良いと思いますし、従業員の必要性も日ごろからよく考えることが大事なのかなと思います。

ただ、もちろん、業績が良い時は、広告宣伝費などを増やしていくべきだと思いますし、攻めるべき時は攻める方が良いと思います。

固定費がすべて悪ではないとは思いますが、柔軟性や見直しは必要なのかなと思います。

固定費を変動費に変える

また、固定費を減らして、変動費に変えることも場合によっては大事かなと思います。

例えば、店舗や事務所も常設ではなくてもいい場合もあるかもしれないですし、事務所なしで、ホームページで受注を請けるというのも可能かもしれません。

固定してしまったら、使っても使わなくても費用は発生しますし、色々と、がんじがらめになりやすいですからね。

何らかのサブスクリプションサービスを利用している場合は、買い切りに切り替えてみるのも良いかもしれないですね。

もちろん、固定のメリットもありますが、変動のメリットも多々あるのかなと個人的には思います。

固定費を流動的にすることで、業績が良い時は資金の厚みを増すこともできますし、反対に、悪い時には少し資金を減らしたりすることができるので、無駄な費用を抑えやすくなるのかなと思います。

まとめ

今回は、商売と固定費の関係について考えてみました。

正直なところ、商売における固定費はよく考えた方が良いと思います。

本当に掛けるべき費用はどこなのか?というのはお金を掛ける前に、真剣に考えた方が良いのかなと思います。

それ次第で、今後のビジネスプランも随分変わってくる可能性もあります。

長期的なランニングコストが変わってきますからね。

ちょいビズ

筆者紹介
☆CHOIBIZ(ちょいビズ)
40代 自営業歴 約20年
ほとんど会社に雇われずに、ゆるく楽しく(時に苦しく・・)、自活してきました。
そんな経験をもとに、会社や組織に依存せずに独立した生き方をしたい方向けに仕事の考え方や学び・勉強に関することなど、個人的に考えたことを中心に書いています。9割9分役に立たない情報と思いますが・・。
哲学・歴史・美術を中心に人生の学び直し中。
海外一人旅や海外移住(3年半)も経験。
趣味:テニス
※ちょいビズとは「ちょっとしたビジネス」という意味の自作造語です。

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