考え方

2020年代を予測するために読んでおきたい本 必ず読みたい近未来予想に役立つ書籍の紹介

今回の記事はこんな人におすすめ

  • 今後の先行きが見えなくて不安な人
  • 今後のAIやITのことが気になっている人
  • 2020年代をどんな風に生きればいいか考えている人
ちょいビズ
私自身、40代半ばの個人事業主なんですが、近未来(2020年代)のことがとても気になっています。

私たちはすでに『激動の時代』の渦中にいると思いますが、それにも増して、今後世の中はますます混迷を深めそうな勢いです。

これから世の中は今後どうなっていくんやろう?と不安に思ったりしませんか?

そこで、個人的にここだけは注目しておさえておこうと思った点は、今後の「AIやITのこと、日本の人口減少のこと」です。

「AIの導入で自分の仕事が今後どうなるのか?」とか、「自動運転ってどこまで進んでいくのか?」とか、「日本の人口が減ると、どんな問題が起こるのか?」など色んなことを考えてしまいます。

皆さんも他人事ではないですよね?

2000年に入りインターネットが個人や会社に浸透し始め、この20年間でインターネットはなくてはならないものになりましたし、インターネットのお陰で実際に暮らしが劇的に変化したと思います。

でも、2020年代はもっと劇的な変化があちこちで起こりそうな気がしています

特にAIが最も私たちの暮らしに大きなインパクトを与えることは間違いなさそうですし、更に少子高齢化社会による人口減少が日本の社会にもたらすインパクトも多大なものになりそうです。

ということで、今回は近未来を予測するために読んだ本を紹介しながら、自分の将来と重ねてみて、最後にどう思ったかの感想と今後の対策について書いてみました。

2020年代に向けて読んでおきたい書籍

AIについての本

まず読んだのが、「未来IT図解 これからのAIビジネス」という本です。

AIがこれからの世の中に大きな変化をもたらすというようなことはよくニュースや新聞で見聞きしますが、実際に人工知能(AI)ってどんなものなのか?とか、どんなビジネスに応用されていくのか?ということはあんまり具体的には知らないものです。

この本では、機械学習の種類や特徴、AIビジネスのマーケット、自動運転、ヘルスケア、人口知能が仕事を奪う?など気になることを詳しく解説しています。

ニューラルネットワークの仕組みなど初心者の私にはとても難しく感じる箇所もありましたが、AIの大枠を捉えられて良かったです。

これから自分の仕事にどう活用できるか?や生活にどんな影響があるか?などをよく考えていかなくてはならない分野ですね。

仕事がAIに奪われるというのも懸念材料になっていますが、個人的にはむしろ日本の生産性を向上する手段としてAIを真剣に活用することは大事なことだろうと思っていて、それ以外のAIが不得意分野を人間がやるというような棲み分けをキチンと見極めるのが大事なのかなと感じています。

この本でも書いてありますが、そのために人間は生涯に渡ってスキルのアップデートを常にしていかないといけないということですね。

日本の人口減少についての本

続いて読んだのが日本の人口減少についての本です。

『縮小ニッポンの衝撃』(講談社現代新書) です。

この本を読んで率直に感じたのは「このままではヤバいね・・・」ということです。

まず、北海道の夕張市の人口減少問題を取り上げながら、これから全国で起こる日本の人口減少問題について警鐘を鳴らしています。

夕張市の人口減少問題はテレビを観てある程度は知っていましたが、かなり壮絶で厳しい状況のようです。

でもこれは他人事ではなくて、これから私たちの身近に起こることと捉えておかないと手遅れになりかねません。

特に自治体に直接関わる人は読んで、準備しておいた方がいいですし、そうじゃない人も、これから人口減少でどう日本が変わるかを知っておいた方がよさそうです。

単純に私も人口減少で過疎が進むんだったら、街をコンパクトシティにしてしまえばいいやんと思っていたんですが、そうそう簡単なことではないなということが本書を読んでわかりました。

 

今後、市町村など自治体の仕事もかなり大変になるだろうなというのも予想できますし、予算が少ない中、どのような計画を立てて実行していくかが大事で、自治体のリーダーシップが問われる局面が増えそうな気がします。

逆に言えば、ちゃんとリーダーシップを取って目標に向けて邁進できるような人が上に立たないとえらいことになるかもなと思います。

あとは人口減少社会で生産労働人口が減りますし、人口減で日本国内の内需だけでは到底成り立たないというのも予測できます。

そうなると外需を取り込んでいかないといけなくなるんですが、資源の少ない日本が、今後どんな商品やサービスを生み出せるかがとても重要になってくるなと思います。

それこそ、AIやIoTなどのテクノロジーを駆使して世界でも通用する新しいサービスを作っていかなくてはならないですね。

また、ミクロな部分では、個々人の仕事も変化せざるを得ないだろうなと予測できます。

 

また、人口減少問題に関連して、『業界メガ再編で変わる10年後の日本中堅・中小企業M&Aが再編の主役だ』という本を読んでみました。

ちょいビズ
「10年後」という近未来のことが書いてあるということで読んでみる気になりました。

書いてあったことは、タイトルの通り、中小企業は今後他社とM&Aによる合併で体質強化をしていかなければ、国際社会に立ち向かっていけませんよというような内容です。

私は個人事業主なので、特に関係があまりなさそうな内容のように感じますが、実はそうでもなくて、周囲を見渡しても高齢化の波は確実に訪れていてて、でもなかなか事業承継できていない中小企業や小規模事業者も多いなと感じているんですよね。

上手に事業を承継して次の世代にビジネスを繋げてほしいなというのが私の願いでもあります。

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SDGsについての本

SDGs?? 何?何?というのが最初の印象でした。

正直私自身、この言葉さえ知りませんでした。

「エス・ディー・ジーズ」と呼ぶそうです。

SDGsというのは、国連が掲げる「持続可能な開発目標」というもので、2016年から2030年で達成するべき17の大きな目標のことを言うそうです。

目標には、貧困や飢餓の撲滅、気候変動などの目標が設定されています。

17の目標の下に、169のターゲットが作られていて、そのターゲットの中身に則した企業の取り組みが今後重要だということです。

こういう明確な目標があると、確かに自分の行動も変わってくるように思います。

何より次世代に負の遺産を残して、大変な思いをさせたくないなと思っていたので、このような指針をもとに企業活動や日々の暮らしを見直していくことは大事なことかなと思います。

ITに関する本

2020年代は5Gの時代でもあるということで、5G関係の本も読んでみました。

「5Gビジネス」 亀井卓也

5Gというのは、5世代目という意味で、これまでは1G・2G(携帯電話 音声)、3G(モバイルインターネット)、4G(スマートフォン)、そして次の世代の5Gとなるということです。

よく言われる5Gの特徴は、高速・大容量。低遅延。多接続ということです。

5Gは4Gに比べて、通信速度は20倍、遅延は10分の1、同時接続数は10倍高速・大容量ということです。

2019年にすでにアメリカや韓国などサービスを開始している国もありますが、日本は2020年から本格稼働ということです。

自動運転やIoT、遠隔医療など活用が期待されているそうです。

ただ、まだ5Gの使い道は模索段階で、2020年代は5Gを活用したビジネスモデルが複数登場するのかなというところです。

5Gはどちらかというと、個人というより企業が活用することで世の中に大きな変化が起きそうな気がします。

今後、5Gのメリットを活かして一気大きなアドバンテージを得る企業が出てくるだろうと予測できます。

消費者側にとっては、生活が便利になることが多くなることは予測できる反面、企業のビッグデータの取り扱いは問題や議論になりそうです。

最後に、「GAFA×BATH 米中メガテックの競争戦略」という本です。

GAFAというのは、Google、アマゾン、フェイスブック、アップルのことで、BATHというのは、中国の企業、バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイの4社のことです。

中国の企業のことはなじみが少ないかもしれないですが、アメリカのGoogleをはじめとして4社はほとんどの人は知っているでしょうし、使ったことがある人も多いと思います。

正直、上記の企業を抜きにして今の世の中は考えられないくらいですよね。

中国の企業に関しては日常的には聞いたことがない会社もあるかもしれないですが、4社とも、今、世界でアメリカ企業としのぎを削っている企業で、日本にも多大なる影響を与えていますし、益々世界で影響力を発揮している企業です。

この本を読むと、各社のこれまでの事業戦略を理解できるようになります。

ただ、それ以上に、正直、このような強力な企業と日本企業はどのように向き合い、戦っていくべきかを深く考えさせられました。

日本が生き残るには、日本の強みを見つけないといけないなと強く感じました。

ただ、日本には日本の良さもあるので、悲観することもないとも感じます。

逆を言うと、中国やアメリカにはないものを、日本はまだまだ沢山掘り出せるとも思っています。

そのためには真剣に知恵を出さないといけないですね。

まとめ

2020年代を先読みするために上記の本を読んでみました。

正直、これらの本は、読まないより読んだ方が絶対良かったと思いますし、今後の2020年代の生き方の指針も見つかった気がします。

2020年代は、よりITが人の生活に浸透してきて、便利になる部分も圧倒的に増える一方、仕事や暮らしの不透明な部分も増えるように思います。

下手するとこれまで順風満帆だった人や会社が一気に転落したり、これまで無名だった人や会社が伸びてくる可能性もあるのかなと思います。

そんな社会の変化に対応するためにも、個々人がよく考えて行動しなければいけない時代になるのかなという風に感じています。

ちょいビズ

筆者紹介
☆CHOIBIZ(ちょいビズ)
40代 自営業歴 約20年
ほとんど会社に雇われずに、ゆるく楽しく(時に苦しく・・)、自活してきました。
そんな経験をもとに、会社や組織に依存せずに独立した生き方をしたい方向けに仕事の考え方や学び・勉強に関することなど、個人的に考えたことを中心に書いています。9割9分役に立たない情報と思いますが・・。
哲学・歴史・美術を中心に人生の学び直し中。
海外一人旅や海外移住(3年半)も経験。
趣味:テニス
※ちょいビズとは「ちょっとしたビジネス」という意味の自作造語です。

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