商売をしていると、モラルということについて考えることがよくあります。
もちろん、商売なので儲からなければいけないと思いますし、商売をしている人にも家族や生活があるので稼ぐことは必要です。
でも、お金を追いかけ過ぎている人を見ていると、そのやり方どうなのかな~と思うこともあります。
商売とモラルの考え方
自分さえ良ければいいのか
自分が儲かれば、何をしてもいいのかという問題は常にありますね。
個人的には、「自分がされて嫌なことは、相手にもしない」というシンプルな教えがとても大事なことかなと思います。
小学校で教わるような基本的なことかなと思います。
それと、人として、それはしてはいかんだろということをしないことかなと思いますね。
小さなウソが・・・
小さなことでもおろそかにしないことも大事かなと思います。
私が小学生の頃の話で恐縮です。当時、ガンダムが流行っていたのですが(すみません古くて(-_-;)、私も他の子と同じようにガチャガチャでもらえるガンダムの消しゴムを集めていたのですが、ある日家にあるはずの消しゴム2体が姿を消してしまいました。
その日は友人を家に呼んで遊んでいたのですが、さすがになくなっているからといって友人を疑うわけにもいかなかったのですが、ある日、友人宅に遊びに行ったところ、私の消しゴム2体と思われるものがありました。特殊でなかなか出ない珍しいものだったので一目でわかりました。返してとも言えず、それからその友人とは疎遠になってしまいました。中学まで同じ学校でしたが、その後、一切口もきかなかったですね。。
実は商売でもこういうことって結構あって、小さなことだと言っても、相手は嫌な気持ちになるわけで、そういうことが重なると人はどんどん離れてしまいますね。人が寄ってこないということは、商売も続きにくいということです。案外こういう小さなことを軽視している場面も見受けられます。
とても小さなことですが、このような小さなことが商売においてもかなり大事なことなのかなと思います。商売といっても、相手は人ですからね。
悪銭身に付かず
個人的には、悪銭身に付かずというのは、的を得た言葉だと思っています。
というのも、長く商売をやってきて、いろんな人を見てきましたが、倫理的にどうなの?という悪いやり方をしている人はどこかで何らかの報いを受けているように感じます。
特に商売で大切なのは信用だと思いますが、悪いやり方をしてしまうと、まず信用を得るのは難しいですし、実力がつかないので、いつまで経っても同じやり方に終始してしまうように思います。
悪銭身に付かずに近い言葉に、濡れ手で粟という言葉もありますが、これは苦労をせずに利益を得るような意味です。この場合も、結局苦労して手にしたお金ではないので、お金のありがたみを知らないので、自分のお金としては身に付きにくいように思います。お金のありがたみがわからないということは散財が多くなってしまうことに繋がるのかなと思います。
商売には想像力が必要
個人的には、商売というのは想像力がいるのかなと思います。
どういうことかというと、単純なことですが、これをすることで、相手はどう思うかとか、どう感じるかということを先回りして考えることかなと思います。
例えば、最初の例で挙げたように、コロナ禍でマスクが不足しているのを目ざとく見つけて、相手の足元を見て、何十倍もの金額をふっかけて売ると確かに儲かるかもしれないです。
でも、それでお客さんは売り手を信頼するでしょうか。また、端から見ている人はこの人を素晴らしい人だと称賛するでしょうか。
むしろ、反対で、この人は人を踏みつけてでも利益を上げる人というレッテルを貼りますよね。
そういう想像力がないとキチンとした商売は難しいのかなと思います。
まとめ
個人的にはですが、商売を長くしようと思ったら、お金を追いかけるよりも、信用を一番大事にした方がいいのかなと思います。
今書いて思いましたが、信用第一とよく言いますが、今にして思うと、それは本当のことかなと思いますね。