私自身、若い頃から独立独歩、色々と試行錯誤しながら自営業としてやってきましたけど、今さらながらですが、「社会の仕組みは知っておいた方がいいな」と感じています。
じゃないと、しなくてもいい余計な苦労をしてしまうのかなと思います。
私も社会の仕組みを知らないことで、随分遠回りしてきたなと感じています。
自分が若い頃はネットもほとんどなかったですし、情報量が今より圧倒的に少なかったというのもありますが。
まあ、もっと本を読んだり、自分で考えることをしていれば良かっただけなんですけどね。
自分自身は、国や組織に期待したりすることはないですが、日本に住んでいる以上、日本の税制を受け入れるしかないですし、様々なサービスや社会保障等を享受するには、無関心ではいられないですよね。
様々なことが折り重なって社会は成り立っているので、自分の事ばかりを考えていれば良いというわけではないですね。
自分だけ一生懸命に頑張れば、それで報われるかと言えばそうでもないように思います。特に最近そう感じています。
例えば、税制の仕組みや、医療保険制度の仕組みなど、そんなに普段考えることはないかもしれないですが、実は自分の生活にかなり密接に関わってくることですよね。
だからと言って、ただ新聞などを読めばいいというものでもない気はしています。
自分の頭で情報を取ってきて、考えることですね。
私自身は、20年以上新聞を取っていません。
ただ、若い10代頃は新聞は読んだ方が良いかもしれないですね。
若い頃から自分の好きな偏った情報ばかりをネットで拾ってくるのも考えものです。
満遍なく情報の載っている新聞は若い頃には特に大事な気がします。
私も小さな頃は、主に新聞のスポーツ欄とテレビ欄を読んでいましたが、やはりついでに少しぐらいは政治や文化の欄もチラ見していました。
興味のない分野にも目に触れられるという点に関しては、新聞を読む意義がありますね。
ネットだと最近特に、自分の趣向に合わせたニュースなどを提供するようになっていますからね。より狭い範囲の情報しか得られないようになっているんじゃないかと思います。
うちの子も、漢字が読めるようになったら、しばらく新聞を購読しようかと考えています。
じっくり読む必要はないかもしれないですが、流し読みぐらいするだけでも随分違うんじゃないかと思います。
ただ、新聞よりも大事なのは、一般的な教養かなと思います。
学校の勉強が役に立たないという人もいますが、確かにそのまま丸暗記した知識は使いようもないですが、キチンと理解しながら学ぶと、実は社会でもかなり使えるんじゃないかと個人的には思います。
自分自身も、若い頃あまり真剣に学ばなかったので、今頃になって反省して、日本史や世界史、経済学など色んなことを自分で学んでいますが、やはり世の中を知るには、一般教養を学ぶことがとても大事だなと感じます。
ニュースで、どこどこで戦争が始まったと見聞きしても、その国や地域の歴史を知らないと、何でそんな紛争が起きているかも理解できない何てことは多々あるんですよね。
それどころか、他所で起こっていることは無関心で、自分には関係ないから問題ないと考えてしまうこともありますよね。
でも、例えばその国(戦争をしている国)が供給しているエネルギーを他国が使えなくなった場合、その対象国は多大な影響を受けるわけで、その影響が回り回って日本に住む私たちに及ぶことも多々ありますね。
もしくは、遠いところで起きた戦争でも、どちらの国を支援するかで、今後の世界情勢の展開が変わってきたりします。
もしかしたら、戦火が飛び火して大火事になることさえあるかもしれないですよね。
そういう意味においても、世の中で起きていることが自分に関係ないとは言えないですよね。
ですので、世の中で起きていることを傍観するだけではなくて、日々の暮らしの中で少しでも自分のこととして考えてみることも大事なことかなと思います。