今回のテーマは、
『個人事業主で仕事がないなら自分で作ってしまいましょう!』です。
私自身も個人事業主です。
15年近く自分で仕事をしています。
でもやっぱり自営業って仕事がない時ってありますよね。
仕事がないとどうしても収入が不安定になってしまいます。
それって本当に辛いですよね。
頭の中で何度も何度も不安な気持ちがよぎって、胃が痛いおもいをします。
私もそんな経験を何度も何度もしていますし、実は多くの個人で仕事をしている方が同じ悩みを抱えているんじゃないかと思います。
そこで実際に私が窮地に陥った時に考えて、実際に上手くいった方法を書いてみます。
ご参考にどうぞ。
仕事がないを脱出する方法
まずは、仕事がなくて本当に苦しい人向けの対策をいくつか挙げてみます。
おすすめは、本業以外の仕事をすることです(できれば本業と関連のある仕事)。
というのも、自営業で一番つらいのは収入が安定しないこと。
先月は結構稼げたのに、今月は全然・・・。ということもあると思います。
収入を安定化させて、心の平穏を保つことが個人事業主はとても大切なことではないかと思います。
- 副業をする
- 物販する(インターネット通販)
- フリーランスエージェントに登録する
1.副業をする
自営業で一番辛いのは、仕事がなくて、収入が途絶えること。
これマジで辛いし、将来がとてつもなく不安になります。
収入がないと当然貯金を切り崩して生活することになります。
貯金がたくさんある人ならいいですが、貯金の底が見えている場合はだんだん焦りに変わってしまい、それが更に空回りの原因になったりします。
そんな時は、わき目もふらずに、『お金を稼ぐ』ことに集中した方がいいです。
窮地を脱する方法としては一番いい方法だと思います。
アルバイトなどの副業をしながら、日銭を稼ぎつつ、本業の軌道修正をしていくことは何もおかしなことではないと思います。
よく芸人さんが有名になるまで、アルバイト暮らしを続けるように、個人事業の場合は成功が保証されているわけではありません。
収入が苦しい時はアルバイトなどをしながら、辛い日々も何とか耐えなければならないと思います。
2.物販(ネット販売)をする
特にIT関係の仕事をしている人は、副業で飲食店やガソリンスタンドなどでアルバイトをしたくない人も多いと思います。
私も実際そうでした・・・。
今さら外に出てバイトしたくないと・・・。
特にネット系の人はパソコンで仕事を完結したい人も多いと思いますし、そうじゃない人でも、外に出ずに在宅ワークをしたい人も多いと思います。
外で働くとなると、移動に時間が掛かりますし、人付き合いも増えて、時間の浪費が多くなりますからね。
そんな人に親和性が近いのが、『ネット販売』。
ヤフオクやメルカリ、Amazonなどいろんなプラットフォームがあります。
どれもそんなに煩雑な手続きなしで、自宅に居ながらにして、すぐにネット販売ができます。
まずは自宅の不用品を売ってみるといいと思います。
これを本気で商売にするには仕入れが必要ですが、本業の軌道が乗るまでの繋ぎとして考えるのもいいと思います。
ただし、アルバイトは働けば確かな収入になりますが、ネット販売の場合、売れなければ収入にならないので、不確実性が高い仕事とも言えます。
安定性からすると、『アルバイト』>『ネット販売』かと思います。
仕事がなくても困らないためのポイント
ここからは私が実際に何度も苦境に立たされて考え出した、
仕事がなくて困らないための方法です。
卵は一つのかごに乗せない
これは収入の安定化の考え方になるのですが、
例えば、一つの案件や会社とだけ契約していて、そればかりに集中してしまうと、もし仮にその仕事がなくなった場合、一気に路頭に迷うことになってしまいます。
それに、取引先の経済状況が悪くなると、支払いが悪くなる可能性もゼロではないですね。
ですから、できることなら、契約する相手は複数持っておいた方が良いと思います。もしくは商品やサービスを提供している相手に偏りがないようにしておいた方がいいです。
あちらからも、こちらからも収入が得られるという状況を作っておけば、精神的には随分楽になるはずですし、実際に収入は安定化してきます。
商品やサービスを増やしたり、間口を広げる
さて、実際にどのようにして取引件数を増やすかというと、一番手っ取り早いのが、『商品やサービスを増す』・『間口を少しだけ広げる』ことかなと思います。
例えば、豚骨ラーメンしか提供していなかったお店なら、餃子を提供してみるとか。その程度ですが、確実にお客さんの選択のバリエーションが増えます。
もしくは、自分の住む地域のお客さんしかターゲットにしていない人なら、他県または、全国・世界に目を向けてみるのもいいですね。
特に地域の間口を広げるには、ネットの活用が欠かせません。
いろんなプラットフォーム(ヤフオク、イーベイ、メルカリ、Amazon、SNSなど)がありますが、ご自身のサービスに合ったプラットフォームを見つけることが肝心です。
あとは、自分自身の負担の度合いではないでしょうか。
間口を広げることで、あまりに自分に負担が掛かりすぎるようなら、やらない方がいいと思いますし、いろいろと試行錯誤してみることが大事かなと思います。
得意先周りをする
個人事業主があんまりやっていないのが、得意先周りだそうです。
せっかく過去に取引して頂いた会社やお店、個人に顔を出さずに疎遠になっていることって結構あると思います。
もしかすると、本当はそんなところに新しい仕事の口があるかもしれません。
相手も疎遠になって頼みにくいだけってこともよくあって、実際に顔を合わせると仕事の依頼の話に進展することって結構あります。
そこでオススメなのが、
『近くを通ったから寄ってみました』という軽い感じで顔を見せること。
そうすると『実はこんな問題があるんだけど、今度お願いできますか?』
という相談を受けることもあります。
簡単なお願いなら無料でも受けていいと思うんです。
次に何か大きな仕事がある際にはお願いされることも多々ありますからね。
ブログを書く
自分の仕事をアピールする場として、ブログを書くというのもオススメです。
ブログを書くことは大変時間が掛かります。
しかし、自分の頭の整理にもなりますし、何より自分の考えや商品・サービスなどを発信することで、内容に共鳴する方と知り合いになれる機会も増加します。
もちろん、仕事の依頼を受けることも多々あります。
ポイントは、ブログには出来るだけ自分の専門分野の記事を書く方が良いです。
いろんな分野のことを書いてしまうと、ビジターさんもどこを読んで良いか混乱してしまいますし、その人の専門が何かをしることが難しくなってしまいます。
ブログを書きたい方は以下を参考になさって下さい。
-
自営業や個人事業主がブログを始めるのに大切なこと 初心者向け
自営業(個人事業主)とブログの活用 床屋(理容室)がブログを書くなら知っておきたいこと 整骨院が集客のためにブログを書くなら知っておきたいこと 役に立った 1
続きを見る
TwitterやFacebookなどのSNSを活用するのもいいですね。
自営業が収入を安定化するための考え方
ニーズを把握して商品やサービスを作る
まずニーズがあるかを確認すること。
そして、そのニーズの母数がどれくらいあるかを確認することも大事。
ビジネスとして成り立たない程度の数しかないのであれば、仕事としてやっていくのは厳しいかもしれません。
また、どうしても時代の流れ、移り変わりというものはあります。
以前はニーズがあっても、今はニーズがそんなにない商品やサービスもあります。
ニーズが少くても利益が十分に上げられるのであれば、それはそれで良いと思います。
ただし、ニーズが少くても利益の上がる仕事でも、他に参入者が現れたら利益が減ることに繋がりかねないので、注意しなければならないです。
ニーズをもとに商品やサービスを作る
多くの人はニーズを考えずに、自分がやりたいことを仕事にしようとします。
これは初めて自分で仕事を始める人が陥りやすいことです。
でも、それではいずれ仕事として成り立たないことがわかります。
今のニーズがマッチしていないのですから、当然誰も見向きもしてくれません。
この辺は世知辛いと感じますが、仕方がないです。
自分では『こんなに良いものなのに・・・』と思っても、世に受け入れられないのはある意味仕方のないことです。そのようなこだわりは捨てて次に進むしかありません。
ニーズをしっかり把握してそのニーズに沿ったサービスを提供するように心がければ、少なくとも大コケはしないはずです。
ただし、ニーズも経済情勢などで何年変わってくるので、それに合わせて自分も変化して行かなければなりません。柔軟性が必要ですね。
上手くいっても調子に乗らない
数ヶ月単位や1年単位で仕事がうまくいっても、調子に乗らないことですね。
商売は、今年良くても、翌年良いという保証は一切ありません。
下手をすると、来月のことさえ不透明なことだってあります。
そのため、成功体験にしがみつくのではなく、いつも挑戦をする気持ちを持ち続けることが大切だと思います。
人の縁を大切にする
自営業とは言え、一人で仕事をすることはできません。
周囲の支えや、注文があって初めて収入を得ることができます。
人を大切に出来ない人は、段々と人が離れていき、結局は仕事が入らなくなってしまいます。
ある意味、応援者を失うということです。
また、お金にならないことでも、人のためにやれることを考え行動することも大切だと思います。
そういう心がけが、商品やサービスのリピーターを増やす要因でもあります。
学び続ける
人生において、学ぶことは無限にあります。
もちろんすべてを学ぶことは不可能ですが、自分の商品・サービスについてはもちろん、それ以外のことにもアンテナを張っておくことが大切です。
仕事の場合、学んでいる人とそうでない人とは大きな差が出てしまいます。
個人事業主の場合は、それが他社との差別化にも繋がるのかなと思います。
流行を追いかけない
『流行を追わない』と言っても、洋服屋さんが世の中のトレンドに合わせずに、
『昭和』の洋服を売っても売れるわけがありません。
ここでの『流行を追わない』は、流行り廃りの激しい商品やサービスを自社商品のメインにしないということです。
自分自身を振り返っても、トレンドや流行りの手法を取り入れていた時は、
ほんの一瞬は良い時はありました。
しかし、その後なかなか経営が安定しないということがありました。
その時は良くても、変化の大きなことには極力手を出さないことも大切なことかなと思います。
まとめ
個人で仕事をする場合、一番辛いのが『仕事がないこと』。
それをクリアするには、本当に貯金・生活が厳しい状況の人は『副業』をすること。
また、収入の安定化としては、
収入の柱を複数持つこと。得意先回りをしたり、ブログやSNSなどを活用すること等が挙げられます。
また、謙虚さや学び続けること、流行りものを追わないことを大切です。
個人で仕事をするってことは、本当に大変なことですが、
リスクをしっかり分散していけば、十分やっていけると思います。
ご参考まで。