多分、人って多かれ少なかれ自己顕示欲というのはあるのかなと思います。
できるだけ目立ちたくない私のような人間にも多分、多少なりとも自己顕示欲はあるのかなと思います。自分ではなかなか気づきにくいことかもしれないですが。
でも、正直、ビジネスにとって、自己顕示というのは不要なのかなと個人的には思っています。
仕事には無用と思われる自己顕示いろいろ
大げさなプロフィールや肩書
例えば、個人のプロフィール。
たまに、大げさなプロフィールを名刺などに書いている人を見かけます。
もちろん、相手の事を知らない段階ではプロフィールはとても大事だと思いますが、あまりにも大げさなプロフィールを掲げてしまうと、自分でハードルを上げ過ぎてしまい、実際に仕事をした際に、相手に失望感を与えてしまうことにもなりかねないのかなと思います。ある意味、大げさなプロフィールは、誇大広告みたいなものですね。
あくまでも身の丈に合ったプロフィールを書く方が誠実なのかなと思います。
自分の主義・主張
厄介だと思うのが、自分の主義・主張が強い人かなと思います。
仕事に主義とか主張を持ち出してしまうと何が悪いかと言うと、もし相手がその主義とは真逆の思想の持主だった場合、相手は気を害して、取引を中止してしまうことさえあるのかなと思います。
個人的には、特に初めて会う人と話をする場合、この人がどんな考え方を持っているのかや、どういう指針で動いているのかを知るようにします。
そうじゃないと、自分の考えを話した時に、知らない間に相手を怒らせてしまう危険性もあるからです。
人間関係はそれほど慎重にした方がいいのかなと思います。
ブランドで身を固める
ブランド品で身を固めて、さも自分がデキる人間のように見せようとする人もいますが、あれも逆効果なのかなと思います。
あまりにも露骨に「ハイブランド付けてます」、「私は大物です」みたいなオーラを出そうとしているような人は、正直こちらとしては引くかなと思います。
ブランドの力を使ってマウントを取ろうとするのは、あんまり恰好の良いものではないかなと個人的には思います。
ただ、自分がその服や品物がとても気に入っていたり、着やすい、品質が良いという理由で買っているのなら別に良いとは思いますすし、ファッションセンスが良いのは好感を持たれる可能性もあるので、それはそれで全然良いのかなと思います。
年収をひけらかす
それから、年収を聞いてもないのに、やたらとひけらかす人もいますね。
自分は人より年収が多いから特別だとか、自慢のように話す人。
確かに、年収が高いと自信にもなるかと思いますし、仕事で頑張った成果だろうと思います。
ただ、世の中、実は他人にはしゃべらないだけでひっそりと稼いでいる人もいると思いますし、仕事は世の中の役に立つことが大事で、お金の多寡とは関係のない面もあるのかなとも思います。
なぜ仕事やビジネスに自己顕示が不要だと思うのか
個人的に、何でビジネスに自己顕示が不要だと思うかと言えば、平たく言えば、仕事って、相手があって、その相手を満足させるためにやるものであり、自分をアピールするものではないからです。
もっと言うと、お客さんは、例えば、私でなくても問題が解決できれば他の人でも良いんですよね。
もちろん、あなただからこの仕事を任せたという人もおられるかもしれないですが、もしあなたがいなくなったら、当然他の人に仕事をお願いするわけで、選択肢の中に入っているのは自分だけではない可能性もありますよね。
ですので、「オレ・オレ」みたいに、自分を前面に出し過ぎても仕方がないですし、反対に自分を出し過ぎると相手から煙たがられることもあるのかなと思います。
もちろん、身なりが汚らしかったり、だらしないと相手はこの人大丈夫?と訝しく感じると思うので、それなりに身なりなどには気をつけたいところですが、反対に、「オレ」を前面に出されたり、ギラギラしていると、何となくこちらの話を聞いてくれそうにないとか、ちゃんと仕事してくれそうな印象を与えないのかなと思います。
多分、お客さんが見るのは、身に付けている服とか、高級車とかそんなところではなくて、相手がどれくらい誠実で信用できるかとか、どれくらいキチンと仕事をしてくれるかなのかなと思います。
少しぐらい箔をつけるのは良いかもしれないですが、あまりにもそれが大げさだと、フェイクにしか見えないのかなと思います。
まとめ
今回は、仕事と自己顕示について考えてみました。
私自身もちょっとカッコいいなと思う服を買ったりするので、全く自己顕示欲がないわけではないですが・・・仕事というのは、結局は、相手の問題を真剣に考えて解決しようと努めたり、喜んでもらう努力を惜しまないことなのかなと思います。