自分自身、商売をやってきて実感しているのが、「自分のことしか考えていない間は商売は伸びない」のかなということ。
つまりは、自分だけ儲かることばかり考えていては駄目ということですかね。
自分の事しか考えない人は、周囲からの応援や助けを受けにくかったり、喜ばれにくいかなと思いますね。
例えば、いつも無料でサービスを利用しようとしたりする人や、自分に有利なことにしか動かない人って、正直個人的には付き合いたくないです。
だって、こちらは時間ばかり取られてばかりで、得することが少ないですからね。
自分ならそういう人からは無言で立ち去りますね。
お金は天下の回りもの・お金を回すこと
がめついと人の助けを受けにくい
一言で言うと、自分ばかり儲けようとしていると、人の助けを受けにくいのかなと思います。
人の助けを受けにくいとどうなるかというと、まあ仕事的にも孤立して、仕事に必要な情報も得にくくなるのかなと思います。
何も与えずして良い情報を得ようとか、得しようなんて虫が良すぎますよね。
ですので、ケチケチばかりしていないで、使うべきところには、それなりにドンと使う気構えは大事なのかなと思いますね。
適切な場所に適切な量のお金を使う
大事なことは、適切なところに適切なお金を使うことかなと思います。
何でもタダとか、安いものやサービスしか利用しないというのは商売が伸びない原因のひとつかなと思います。
というのも、タダのものには「タダほど怖い物はない」というくらいで、実は使うのに敷居が低い分、あべこべにサービスの提供者に利用されている場合も多いのかなと思います。
また、安いものや安いサービスの場合は、それだけコストを削って作っているわけですから、品質が粗悪だったり、人件費が不当に安くなっていて、労働者に負担が掛かり過ぎていたり、食品なら添加物が多かったりするかもしれないですね。場合によっては、環境負荷も大きいかもしれないですね。
仕事に関して言うと、例えば、何かサービスを利用する場合に、値段ばかりを見るのではなくて、自分が求めるだけのクオリティや信頼性があるかどうかというのも大事なのかなと思います。
選ぶ際に、価格ばかり気にして、選んだサービスや品物の質が悪ければ、生産性が落ちたり、クレームになったり、業務に支障が出たりするのであれば本末転倒ですよね。
ですので、安さばかり求めるのではなくて、払う金額に見合うものなのかどうかについてはよく考えた方が良いのかなと思います。
お金は慎重に使う
それでも、お金はやはり慎重に使うことが大事だと思います。
特に少し儲かったからと言って、遊びに使ってしまうと、本来再投資すべきものに投資できずに成長が止まってしまうかもしれないです。
お金を回せと言っても、ただ闇雲に使うというのではなくて、自分にとって何が大切なことかをよく考えて使うというのも大事なのかなと思います。
ただし、ない袖は振れない
ただし、正直「ない袖は振れない」というのも事実です。
例えば、手持ち資金が生活費を含めて30万円しかないのに、どんどんお金を回せとか言っても無理な話ですよね。
そんなことしていたら、すぐ破産してしまいます。
ですので、「お金を回す」というのは、種銭(たねせん)をしっかり作ってからの話なんですよね。
ですので、その種銭がまだ貯まっていない間は、コツコツ節約して、貯まってきたらどんどん回すようにすると良いのかなと思います。
お金がほとんどないのに回すというのは無理な話なので、「お金を回す」という言葉を鵜呑みにしないよう注意したいところでもあります。
お金がないなら動くか知恵を使うか
お金がないなら、自分自身で動くか、知恵を使うしかないのかなと思います。
自分自身の商売で言うと、お金の少ない時代(長かった)は、ひたすら動いたり、ない知恵を沢山絞って何とか稼げるように工夫していました。本当にサバイバルでした(笑)
もし今、手持ちのお金が少ない人なら、お金に余裕が出来たとしても、ぱ~っと使うのではなくて、そのお金を活かせるように日ごろから考えておくと良いのかなと思います。
お金の工面の苦労はしても「考えて動く」という経験が、案外後から活きてくることもあるのかなと個人的に思います。お金の有難みもわかりますしね。
そのためにも稼いだお金はしっかり蓄えておき、ここぞという時に使える準備をしておくことは大事なのかなと思います。
そこが商売を軌道に乗せられるかどうかの肝のような気もします。
まとめ
お金は天下の回りもの。お金を回すことについて考えてみました。
個人的には、お金は貯蓄より自分の仕事への投資や、投資信託などの「投資」に充てる方が良いかなと思っています。
年齢や状況によってその比率は変えていかないといけないでしょうけど。
基本的にはお金に関しては、その場にずっと留まってもらうよりも、世の中に出て活躍してもらう方が良いのかなと個人的に思います。