自営業は何から何まで一人もしくは少人数でやらないといけないので大変ですね。
私も自営業を10数年やってきて本当にやることが多いなと思います。
その中で、特に自営業で重要なのが販売促進(販促)ですね。
いくらいい商品やサービスを持っていても、売り先がなければ宝の持ち腐れです。
でも、いろんな販促ツールがありますけど、どれが自分に合っているかわからない人も多いのではないでしょうか?
このページでは、私自身が今まで使ってみてこれはおすすめだと思うアナログとデジタルの販促ツールを中心に紹介してみます。
かなり色んな選択肢がありますが、すべてやる必要はないですので、ご自身に合うものをピックアップして利用してみてください。
自営業の販売促進におすすめのツール
ホームページ
ホームページは正直ないよりはあった方が絶対いいです。
店舗や事務所を構えている方なら、実際にネットでホームページを検索して来店されるお客さんが確実に増えます。
お店や事務所がなくても、ホームページだけで上手に営業している人も今は結構いますしね。
今はお店や事務所がなくてもホームページがあるところにお客さんが問い合わせするのは当たり前のようになっているようにも感じます。
ホームページは定期的に更新をするのがベターで、そうするとお店や事務所がきちんと運営していることが相手に伝わりますし、グーグル検索の面(SEO・上位表示)でもいい影響を及ぼします。
ただ正直、自営業や個人事業主の人は人手が足りないので更新に関しては無理する必要はないです。
それよりももっと大事なことが、ホームページの「基本情報」をきちんと制作することです。
正確な基本情報でホームページの集客力アップ
一番大事なことは「基本情報」だけは必ずホームページに掲載しておくことです。
基本情報と言うのは、「商品やサービス」「価格」、「アクセスマップ」、「会社情報もしくは店舗情報」「電話番号・連絡先」です。
私も店舗を運営しているのですが、本来ならホームページの商品情報などを定期的にアップしたいところですが、私は一人で仕事をしているので時間が足りないので、そこまではできていません。
少なくとも、「基本的な情報」さえ掲載しておけば、誰かが検索してきた時にどんな事業を営んでいるのかは一目瞭然なので、まずは基本情報をしっかり作りこむことから始めるといいと思います。
ホームページを作る際のポイント
- 自営業でもホームページは持っておいた方がいい。
- 定期的に更新をするのがベター。
- ホームページには「基本情報」を必ず載せる。
- すべての業種・業態の人におすすめ
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ブログ
ブログはホームページと近い関係にあります。兄弟みたいな関係です。
今はWordPress(ワードプレス)というシステムを使って、ホームページとブログを連動させて運営されているところが多いです。
大きな企業はホームページとブログを切り分けて使うことが多いですが、個人事業主や自営業の人はホームページとブログを同じドメイン(アドレス)で運営するのは普通です。
私も実際にお店のホームページはホームページとブログを同じドメイン名で運営しています。そのやり方の方が効率がいいです。
入荷情報や施工事例・制作事例などを投稿すると集客力アップ
じゃあ、ホームページとブログはどんな違いがあるのか?というと、ホームページは先述のように、「業務の基本情報」を記載します。
ブログでは、商品の入荷情報や、工事の施工事例、お客さんへの対応した事例などを投稿することが多いです。
ブログを投稿することで、その会社や個人事業主が日ごろから活動していることをアピールできますし、利用者としても、どんな活動をしているかの様子を見ることができるので注文してみようというアクションを起こしやすくなります。
ブログを書くならこんなこと
- 商品の入荷情報
- 工事の施工事例
- コンサルティングの事例
- 顧客への対応事例
インターネット広告
ホームページを作ったなら、インターネット広告は活用した方が絶対にいいです。
インターネット広告で特におすすめなのが、ヤフー広告とグーグル広告です。
リスティング広告と呼んだりします。
インターネット広告は集客の即効性が高いです
私もヤフー広告とグーグル広告の両方を実際に使っていますよ。
私は個人事業主ですが、月におよそ3万円ぐらいのネット広告費を使っています。
個人事業の固定費としては決して安くはない金額ですが、すぐに元を取っています。
インターネット広告は業種・業態にもよるかもしれないですが、超重要です。
実際に私も今では使わないと商売にならないほど重要な位置を占めるほどになりました。
何でそんなに重要かというと、インターネットの検索連動型広告は自分が来てほしいと思うキーワードで集客できるんです。
A:『渋谷 カラオケ』
B:『渋谷 保険会社』
当然ながら100%、「B」の『渋谷 保険会社』だと思います。
インターネットの検索連動型広告なら、入札することで『渋谷 保険会社』の検索キーワードに広告が出せます。
下がその例です。『渋谷 保険会社』で検索すると、一番上に広告が表示されています。
検索連動型広告は、優良見込み客をサイトに送り込むことができるということです。
私の場合は地域限定で広告を出していますが、月に数件コンスタントに問い合わせが来ます。ネット広告のお陰で何とか商売がうまく回っているとも言えます。
ヤフー広告にしても、グーグル広告にしても、地域を指定して広告を出せるのも魅力のひとつです。
例えば、東京都だけとか、大阪の岸和田だけとかですね。
検索ボリュームが少なすぎると広告が表示されないということもあるので、検索回数が少ないキーワードに入稿しようと思っている人は注意してください。
基本、ニッチ過ぎるキーワードでは広告が表示されないことがあるということを覚えておいた方がいいです。
地域限定や特定の年齢向けのマーケティングも可能
私の本業である物販の方はネット販売は全国に販売していますが、地域(地元)はまた別の戦略でやっているので、地元だけに広告を配信するようにしています。
広告のターゲット年齢層も指定できます。これも便利です。
私の商売の場合は若年層はターゲット外なので、若い層への広告の配信は外しています。そうすることで広告のロスを減らすことができます。
料金は1クリックの単価で決まる
料金は自分が出した広告へ1回のクリックに対して数十円から数百円を支払います。
インターネット広告はそれなりにお金は掛かりますけど、個人的には最強の集客ツールだと思います。
成果に関して即効性があり、本当にひと月もせず成果を得ることができるのは、ネット広告ならではです。
チラシ
商圏が限られている場合は特に効果的
整骨院を開業した知り合いがいたのですが、開業してから数日間、お客さんが全然来なくて、「これは真剣にやばい」と思い近所のマンションなどにチラシを一件一件配って回ったそうです。その数なんと1万枚。
その効果があったのか、ポツポツとお客さんがやってくるようになり、開業から一ヶ月で仕事が軌道に乗ったそうです。
なかなか開業1か月目で事業がうまく回り出すところはそう多くないと思いますが、チラシを活用してうまくいった例です。
整骨院は広告に関していろいろと厳しいらしく、ネット広告も出せないようなので、このようなアナログが結構効果を上げることもあるんですね。
私も以前ラクスルというオンライン広告制作サイトでチラシを作ったことがあります。
ある地方の集合店舗のチラシを私がラクスルで作ったんですが、思った以上にプロっぽいデザインで作ることができて、皆さんに喜ばれたことがあります。費用もかなり格安でした。
名刺
名刺は立派な販促ツールだと思います。
名刺は地味ですが、一度交換すれば、それから連絡を取り合えるようになるので、やっぱり大事ですね。
特に、フリーランスで営業をしている人は必須でしょうね。
私はと言うと、お店をやっていますが、そこまでたくさんの人に名刺を渡すことはないです。
商品を購入してくれた人や、お店に興味のある人には名刺を渡したりしています。
不特定多数の人に渡すと、営業目的に使われたりするので、極力人を見て判断しています。
名刺のデメリットは一度作ってしまうと、変更したい箇所を内容をその場で変えることができないということですね。
自営業をしていると、一人のお客さんの価値が実はとても大きいことに気付かされます。
名刺一枚でも無駄にしないようにしたいところですね。
SNS
SNSにはフェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどいろいろあります。
SNSを上手に活用している人は集客力も高いです。
私の場合は、個人でお店をやっているので、オープン時間や休みなどを知らせるために、ツイッターを利用しています。
フォロワーはほとんどいませんが・・・。それでも実は問題ないんです。
ツイッターはフォロワーが多いほどいいのは確かですが、実はアカウントをフォローしていない人でも興味のあることを検索してツイートを見にくるので、フォロワーがほとんどいなくても、アクセス数が結構増えることもあります。
アカウントをフォローしていない人が、実際にツイッター経由でお店を知って来店することもあるので、バカにならないですよ。
のぼり旗
のぼりは格安で宣伝できるおすすめ集客ツール
お店や事務所の前に立てる「のぼり旗」です。
お店を目立たせるのに効果的で、費用も安く済むので、店舗や事務所を運営している人にはおすすめです。
旗が揺れていると人の気配が演出できますし、目に留まりやすくなります。
私自身もオリジナルの「のぼり旗」を自分で格安で作りました。
制作方法を書いているので、興味のある人は見てください。
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YouTube
YouTubeは文章で伝わりにくいものを説明するのに効果的
ユーチューブもバカにはならないですよ。
特に、ホームページやブログ、SNSなどではどうしても言葉では伝えにくいこともありますが、動画だと簡単に説明できるので便利な時があります。
無理に顔出しをしなくてもいいですし、声を入れなくても、無声動画でも全然大丈夫だと思います。要は使い方次第ですね。
私自身も、このブログで文章では伝えにくい技術的なことを動画にして、掲載していますが、それなりにアクセスを集めています。
Google マイビジネス
Google マイビジネスは地域に根差した商売なら集客力アップできる
上記は「博多 ラーメン屋」と検索した時に表示された画面です。
検索窓にキーワード入れて検索した時に、地図が表示されることがありますよね?
Google マイビジネスに登録されている企業やお店、事務所、工場などが掲載されるようになっています。
Google マイビジネスに登録すれば、検索結果の上位(地図上)に表示されるので、無料でビジネスを有利に運ぶことができます。
ビジネスがめちゃくちゃ有利になるのは確かですが、半面、口コミで悪いことを書かれたりすると反対に不利になる可能性もあるので、使うか使わないかは、個人の判断次第です。
エキテン
エキテンは検索上位に掲載されやすい
案外自営業の方で使われているのが、「【エキテン】 」です。
エキテンというサイトに自分の商売を掲載するのですが、エキテンは手軽ですし、上位表示されやすいので、利用者も多いです。
無料で使えるので、登録してみるといいですね。
ネット通販
販促といえば、ネット販売は物を販売している人には欠かせなくなりました。
ポイント
(法人向け)楽天市場、ヤフーショッピング、Amazon
(個人向け)メルカリ、ヤフオク、ebay(海外)、Amazon
(地方向け)ジモティー
法人向け、個人向けとしていますが、これが100%正しいとは言えないですが、大まかに言うと上記のようになるかなと思います。
楽天市場
楽天市場はランニングコスト的に、個人が出品するには、経費を賄える人が少ないと思います。法人の場合は物販の販路としてはかなりいいのではないかと思います。ただ、独特なポイント制度などあるので、馴染めるかどうかですね。
ヤフーショッピング
ヤフーショッピングは私もチャレンジしてみましたが、個人でやるには少し敷居が高い印象です。集客力は楽天市場よりは低いかもしれないです。
ただ、楽天市場に比べていろんな制約も少なくていいかもしれません。
Amazon
アマゾンは法人でも個人でもいけると思います。
集客力は当然ながら抜群です。
私も一時期個人で出品していました。とにかくすぐに売れる印象です。
ただ、同じ商品を扱う場合は、価格のみの勝負になるので利益が出にくくなっているように感じます。
どんな売り場でも同じですが、独自性のある商品やサービスを持つことが厳しいビジネス社会を生き抜く鍵なんだろうと思います。
イーベイ
ebay(イーベイ)は海外の通販サイトですが、私も数年間利用したことがあります。
今では日本の個人や企業が沢山進出しています。
問題は案外多くの日本人が進出しているため、価格競争が起こり、あまりうまみがなくなっているようです。
特別にオリジナリティがないと今から参入するのは苦しいかもしれないですね。
海外進出を狙うなら、ほかのECサイトを探してみるのもいいと思います。
知り合いでイーベイ以外のECサイトを見つけて、他に参入者がいないので、一人勝ちで稼いでいる人も知っています。
実際、競争が激化していないところで勝負するのが儲かる秘訣でもありますね。
ジモティー
テレビCMでもたまに見かける『地元の掲示板ジモティー』です。
ジモティーは実は使えるサイトで、特に限られた地域で取引をするには、もってこいだと思います。
私は売る方でも買う方でも使ったことがあります。
特に重いものや、大きなものは全国配送は難しいですが、ジモティ-なら地元の人との取引なので、取りに来てくれるのが助かります。
メルカリ
スマホの普及でスマホに特化したフリマサイトのメルカリがかなり普及しました。
スマホのカメラで撮影して出品するだけなので、手軽ですし、すぐに売り買いできるということで使う人も多いですね。
中古品や自宅のいらないものを売る個人にはもってこいです。
商品によっては出品してから1分も経たずに売れることもあるそう。
いきなり売ろうと思っても、メルカリの仕組みがわからないと難しいので、まずは実際にメルカリで何度か商品を買ってみてから売ることを始めるとスムーズだと思います。
ヤフオク
ヤフオクは言わずと知れた、古くからあるネットオークションサイトです。
メルカリと同じく中古品を売る個人や法人にはもってこいです。
メルカリとの違いは、ヤフオクの場合は「オークション形式」と「即決(フリマ)形式」の両方ができるということ。
特に、オークションで高く売れそうなものならヤフオクに出して売る方が高くなる可能性もあります。
ただ、反対に商品に興味がある人が少ない場合はオークションの場合、思った以上に安く売れてしまう可能性があるので、バランスを取りながら売る必要があります。
ヤフオクで商品を販売するには、無料会員でもできます。
ただ、本格的にヤフオクで商品を販売する場合は、Yahoo!プレミアム会員(税込498円/2019年9月現在)に登録した方が手数料もお得ですし、期間中に売れなかったものでも、自動で再出品できるなど便利な機能を使うことができます。
私自身がヘビーなヤフオクユーザーなのでヤフオクのことはかなり詳しいのですが、もし沢山商品を出品するなら間違いなくYahoo!プレミアム会員になるのがおすすめです。
イベントに参加する
それぞれの業界で開催されているイベントに参加してみるというのも手です。
そういう場所にはその分野に興味のある人やお客さんがいたりするものです。
普段会わないような人に会える機会も増えますし、その場では仕事の話にはならなくても、何らかの仕事のチャンスが広がる可能性もあります。
一匹狼的な自営業でも結局人と人とのつながりはかなり大事なので、このようなイベントに参加する意義は大きいと思います。
まとめ
自営業が使いたい集客力をアップする販促ツールをてんこ盛りで紹介してきました。
すべてのツールを使って集客マーケティングをやるには時間的にも大変すぎるので、自分に合ったものを組み合わせて使われると良いと思います。
上で見てきたように、無料ツールでもかなり集客できるのでお金を掛けたくない人は無料のものを中心に使われるといいと思います。
ただ、有料ツールは有料で当然ながらいい面も多くて、例えば私が利用しているインターネット広告などは抜群に集客効果を発揮してくれています。
ですので、自分の資金とタイミングをみながら色んな集客ツールを使ってみるといいのかなと思います。