こんにちは!『ちょいビズ』です。
今回のテーマは、
『自営業って大変!?苦労と対策について』です。
自営業って何かと苦労が多いですね・・・。
私も長年自営業をやっていますが、大変!と思うことは本当に多いです。
というのも、サラリーマンとは違って、ほとんどすべての業務を自分でこなさなければならいわけで、そりゃあ苦労ありますよね。
先日、異業種の自営業の方と話をしていて感じたのが、みんな悩みはだいたい同じだな~と感じました。
以下ではその内容についてまとめ、私なりの解決策についても列記してみました。
自営業の苦労いろいろ
著者自身も自営業ですが、大体、自営業の方には以下のような苦労があるのではないでしょうか?
- 『集客』の苦労
- 『顧客対応』の苦労
- 『商品提供』までの苦労
- 『時間作り』の苦労
- 『確定申告』の苦労
- 『資金繰り』の苦労
1.『集客』の苦労
自営業でまず大変なのは、『集客』です。
お客さんがいないと商売は始まりませんが、この集客というのが個人事業にとっては、かなり大変ではないでしょうか?
集客が安定しないと、収入も安定しませんから、とても重要です。
お店を構えている場合は、家賃や光熱費も発生しますので、コストがかなりかかります。
お客さんが来ないと収入も入ってきませんから、ジリ貧になり、廃業せざるをえません。
ネット販売の場合でも、同じことがいえますが、実店舗よりは経費の面でやや楽かもしれないですね。
いずれにしても、集客できないと食っていくことはできないので、集客についてはかなり真剣に考えないといけない部分だと思います。
集客をどうするか?
では実際にどうすれば集客できるか実例をもとに考えてみます。
- チラシを配る
- ブログを書く
- SNSを活用する
- インターネット広告を利用する
- 大手ネット通販会社で販売する
a.チラシを配る
地域で商売をする際に、案外効果的なのがチラシです。
私の知り合いが整骨院を開業した時に、開店してからもお客さんがほとんど来なくて困っていました。
これはヤバいということで、仕事が終わってから商圏にチラシを人力で大量に配ったのですが、それが功を奏したようで、一気にお客さんが増えました。
単純なことですが、案外馬鹿にならないですね。
チラシは街の広告代理店でも作ってもらえますが、印刷通販「ラクスル」などでも注文できます。私は大体いつもラクスルを利用しています。
b.ブログを書く
ブログを書くことは正直大変ですが、これもかなりの効果があります。
私自身は、本業でもブログを書いていますが、ブログの記事を読んで仕事の依頼をされる方はかなり多いです。
ブログのいいところは、記事を読んでいただくことで、人となりや仕事の内容がわかりやすくなるで、仕事を依頼する側も敷居が低くなるという効果があります。
またインターネットの検索の上位に入れば、お金を掛けずに集客できるというメリットもあります。
ブログって何?おいしいの?そんな方は以下の記事を読んで下さい。
c.SNSを活用する
FacebookやTwitter、インスタグラムなど色んなSNSがありますが、これも上手に活用できれば、かなりの効果が期待できます。
実際にSNSを見てお店に来る人はいますし、実際に商品を購入してくれるという事例も多数あります。
SNSでは売り込むというより、知ってもらう機会作りという感じで活用するといいように思います。
d.インターネット広告を利用する
インターネット広告を利用するのも手です。
皆さんはこのページに、グーグルやヤフーで検索して来られた方がほとんどではないでしょうか?
検索した時に、上の方に広告があるのを見たことはありませんか?
これは、グーグルやヤフーが広告枠を売っていて、そこに広告を出したい人が入札することで広告を掲載することができるというものです。
上の図は「ビジネス 儲かる」というキーワードで検索した時に表示された広告の例です。
実際に私もインターネット広告を利用していますが、上手に活用することでかなりの成果を上げることができます。
e.大手ネット通販会社で販売する
物を売る商売をしている方なら、『Amazon』『楽天』、『ヤフーショッピング』、『ヤフオク』、『メルカリ』などを活用するのが一番早いです。
これからのサイトを使う理由は、集客力が個人で集客するのに比べると圧倒的に違うからです。
自分でホームページを作るのもいいですが、集客できるようになるまで、かなりの時間がかかりますし、メンテナンスも大変です。
確かに大手のネット通販会社は手数料が高かったり、いろんな制約がありますが、それ以上の魅力があります。
自営業がすべてのサイトを使いこなすのは難しいので、商品の特性に合わせて、サイトを選ぶといいと思います。
ネット販売のいい点は、実店舗のようにお店にいなくても、24時間売れる可能性があることです。
ネット販売は暑い・寒い・風雨などの天候に左右されないのも大きなメリットです。
2.『顧客対応』の苦労
商売をしていると、色んなお客さんに出会います。
お客さんによってニーズは様々です。
また、理不尽だったり、面倒なことに出くわすこともあります。
私の経験したところでは、『返品魔(返品を繰り返す)』だったり、お客さんがお店に居座って長話を始めたりなど色々あります。
基本的にはいい人が多いのですが、数パーセントの確率で、対応が難しいなと感じる人がいます。
ネット販売でも、意味不明なクレームを受けることもたまにあります。
以前、海外に商品を販売していた時があったのですが、破損のクレームや、明らかに詐欺だろうというような「いちゃもん」をつけられたこともあります。
大きな会社ならクレーム対応などの処理班があったりしますが、個人事業の場合は、お客さんとの距離が近く、直接対応しなければならないので、大変なこともあります。
顧客対応を楽にするには?
そこで私なりに顧客対応について色々と考えたのですが、『自営業が100%お客さんのニーズに応えるのは無理』ということを前提にして、自分なりの仕組みを作ることにしました。
- 難しいことをしない。
- クレームにならない仕組みを作る。
- 業務全体をシンプルにする
a.難しいことをしない。
まずは、『難しいことをしない』ということ。
つまりシンプルにやるということです。
自分の能力やキャパを超えることをしないことが、「難しいことをしない」ということです。
なぜ仕事でクレームやトラブルになるかというと、経験からすると、大抵が自分のやれること以上のことをやろうとして、お客の期待を裏切ってしまうことから生じているように思います。
直感的に、この仕事は受けても自分では難しいなと感じたら、断る勇気も必要です。
自分一人で仕事をするなら、仕事をシンプルにして、難しいことをしないことが肝心かと思います。
もちろん、難しいチャレンジをすることも大事ですが、それはリスクヘッジできていることを前提に行う方がいいように思います。
b.クレームにならない仕組みを作る。
クレーム対応をしなくていいように、仕組みを作りましょう。
具体的には、お客さんに対して商品を販売する前に説明を細かくしておき、クレームの種を作らないように努力したり、ネット販売の場合は、あらかじめ必要事項をすべて記載するなどして、クレームが発生するのを未然に防ぐようにします。
それでもクレームを100%防ぐことは難しいですが、99%以上は防げるようになると思います。
クレームになりそうな不安の種を取り除いておくということです。
c.業務全体をシンプルにする
仕事が複雑化してしまうと、無駄な仕事が増えてしまいます。
個人事業ですから、使える時間も資源も限られているので、すべてをシンプルにしていくことが大切です。
具体的な例では、商品の発送の方法を効率化(包装資材やラベルを徹底的に選ぶ)したり、クラウドの会計ソフトを導入して、経理をシンプルにしたり、クレジットカードを1枚にまとめたりなど、ありとあらゆる方面から仕事に関することをシンプルにしていきます。
一見すると顧客対応とは関係のないことのように見えますが、これをすると、時間が余るようになるので、本来自分がやるべき仕事に集中できるようになり、仕事が早く、正確になるので、顧客満足度もアップし、無駄な顧客対応をしなくて済むようになります。
3.『時間が足りない』という苦労
自営業は商品の準備から販売、アフターフォローまですべてやらなければならないので大変です。
やることが多くてシンドイですよね。。
商品を販売する人なら、「仕入れ」や「加工」、「集客」、「販売」、「包装」、「輸送」など色んな業務をすべて自分でしなければなりません。
また、サービスを提供する人でも、「価格設定」、「集客」、「販売」、「アフターフォロー」等様々な業務を自分でこなさなくてはなりません。
自営業の人がほとんど休みなく働かなければいけないのは、上記のことをすべて自分でしなければならないからです。
『時間が足りない』を解決するには?
- 一番優先すべきことに集中する。
- 仕組みを作り、ルーチン化する。
1.一番優先すべきことに集中する。
1日は平等に24時間与えられています。
そんな中、自分が仕事に費やせる時間をしっかり把握しておくことが大切です。
やりたいこと・やらなければならないことは山ほどあるけれども、まずは『やらなければならない』ことに集中することが大切です。
つまり、「成果を上げることに集中すること」が最も大事なことと言えます。
2.仕組みを作り、ルーチン化する。
ルーチン化(定型化)するところはルーチン化して、仕事を楽にすることはとても大切です。
毎回同じ作業をしているのに、毎回違う動きをするのは時間とパワーの浪費です。
実際に作業をルーチン化できれば、仕事の量は減り、時間が随分余るようになります。
そうすれば仕事の質も量も増えて、成果も楽に上がるようになります。
6.『確定申告』の苦労
個人で商売をやっているなら、確定申告は避けて通れません。
1年に1度必ずおこなうものですが、これが実に面倒であり、厄介。
前年の売り上げで、どれくらい税金を納めなければならないかと思うといつもハラハラドキドキします。
確定申告の苦労を解決する方法
私自身も以前は確定申告が近くなってから、ばたばたとレシートや売り上げを確認して、会計ソフトに入力して申告をしていました。
ただ、それだとキャッシュフロー(お金の流れ)が見えてきませんし、『会計力』が身につきません。
おすすめとしては、『マネーフォワード クラウド会計』などのクラウド会計ソフトで日々管理すること。
今日買った備品や仕入れ代金、交通費、今日の売り上げなどを都度入力します。
クレジットカード決済をしたものは、登録していれば自動で入力してくれます。
私は正直なところ、毎日入力できないことも多いですが、レシートをある程度貯めておき、スマホのマネーフォワードMEというアプリでレシートを撮影すれば、比較的かんたんに入力ができます(一部読み込めないこともあります)。
会計に関しては日ごろから少しずつやっていれば、確定申告の時にバタバタしなくていいのでおすすめです。
それでも面倒だったり、そこまで手が回らない方は、『会計・経理丸投げ』サービスなどを利用するのもいいと思います。
7.『資金繰り』の苦労
自営業にとって、「お金」と「資金繰り」ほど大変!と感じることはないのではないでしょうか?
自営業はサラリーマンとは違い、まず自分でお金を稼がなくてはなりません。
稼いだお金で生活するだけならいいですが、その中から必要な備品の購入や仕入れ、広告などにお金を使わなければなりません。
看板を立てたり、パソコンを買ったり、チラシを作ったり。
いくら稼いでもお金が追いつかないと感じることもあります。
資金繰りの苦労を減らす方法
私も自営業を長年してきて資金繰りには苦労してきました。
以下では、資金繰りに関する問題を和らげる方法について書いてみました。
自営業を継続するには?資金繰りの問題を解決するいくつかの方法
まとめ
自営業はヒト・モノ・カネが少ない状況下で仕事をしなければなりません。
ですから、できるだけシンプルに仕事を複雑化させないことが大事なのかなと思います。
ご参考まで。