今回は仕事と人間性について考えてみようかなと思います。
ふと目に留まった記事に、デキる人でも人間性が悪いとダメだというようなことが書いてありましたが、自分なりの考えをまとめてみようかなと思います。
仕事がデキる・デキないと人間性の分類
大まかなタイプに分けてみました。
「仕事はできるけれど、人間性が悪い人」
仕事はバリバリにできるけれど、人間性があんまりよくない人って実際に周りにもいますが、彼らの特徴は、ストイックだったり、要領が良かったり、ガッツリ仕事をする人が多いイメージです。
お金に対する執着心も人並み以上な場合が多いような気がします。
反面、善悪の区別をあまりしない人も多く、結構危険な橋を渡ることがあるなと感じることもあります。
デキる人が欲しい会社なら悪いところは目をつぶって採用するんじゃないかと思います。ただ、トラブルを抱える可能性もあります。付き合うならそのメリットとデメリットを天秤にかける必要があるかもしれないですね。
三国志に登場する蜀の魏延という武将がいましたが、彼は勇猛でしたが、性格に難があり、諸葛孔明も彼の扱いには相当手を焼いていましたね。
「仕事ができて、人間性もいい人」
仕事はバリバリできて、人間性も良いという人も多くはないですがいますね。
こういう人は引く手あまたで、仕事に困ることはないんじゃないかと思います。
正直、こういう人は、とても希少だと思います。
「仕事ができない・かつ性格も悪い人」
言わずもがな。ちょっと扱いに困りますね。
「仕事はできないが、性格はいい」
性格は良いんだけど、仕事がね・・・。という人もいますね。
本当に性格はいいけど、仕事となると性格が良いだけでは乗り越えられないこともありますよね。
まとめ
タイプを大まかに分類してみました。
私の個人的には「仕事はできるけれど、人間性が悪い人」とはあまり付き合わないかな~。というか、実際にあまり付き合わないようにしています。
というのも、人間性が悪い人は、いくら仕事ができたとしても、仕事のやり方が時にグレーゾーン、もしくはブラックなやり方になりがちなので、個人的にはどうなのかな~と感じることが多いです。
そのやり方をすれば確かに成果は上がるけれども、良心が痛むようなやり方をする傾向があるのかなと個人的には思います。手段を選ばないというか。
ただ、そういう人が近くにいたら、いろいろと勉強になる点もあるのも事実です。自分にないものを持っているので、一部魅力的に映ることもあります。
また、「仕事はできるけれど、人間性が悪い人」は、多分、日本の組織の中でも活躍できるかもしれないですが、トップにはなかなか行けないのかなと思います。
いくら仕事ができても、トップとしての人間性が備わっていなければ、人はついてこないですし、組織もまとまらないのかなと思います。
ただ、これも日本に限ったことで、海外を見渡すと、必ずしも当てはまらないような気もします。
特に、世界的大企業の社長など圧倒的、超人的な人たちを見ると、『勝てば官軍(強い者が正義者となるという例え)』のイメージですね。もちろん、彼らの人間性を知っているわけではないですが、帝国主義的な強引なイメージが拭えませんね。
結論は、仕事の成果を出すか出さないかは、人間性うんぬんではないように思いますが、個人的にはやっぱり人間性が良い人がいいなと思うし、付き合うなら人間性を重視しますね。
日本人には、やっぱり孔子の論語の考え方の方が合うのかなと思います。
渋沢栄一さんの、『論語と算盤』は仕事と人間性について深く考えさせてくれる書籍です。