固定観念というのは、別の言い方をすると、「物事をそれと決めつけてしまうこと」とも言えるかもしれないですね。
固定観念は、「頑固」にも繋がるかもしれないですね。
経験が増えてくると、固定観念が強くなり、頭を硬くする場合もあるのかなと感じます。
商売でも、固定観念が邪魔してしまうことが結構あるなと思います。
固定観念が引き起こす問題
チャンスを逃す
固定観念が強すぎると、チャンスを逃しやすくなるのかなと思います。
例えば、自分の思い込みで、「そんなもの売れるわけない」とか、「自分が通用するわけない」とか、「自分にそんなことできるわけない」とか決めつけてしまうと、それ以上前に進むことができなくなります。
自分で自分自身がこういう人間だという風に決めつけてしまうと、本来はもっと可能性があるのに、それ以上伸びないということになってしまうのかなと思います。
自分自身を決めつけてしまうと、自分自身の可能性の殻を破ることができなくなりますね。
人をこういう人と決めつけてしまう
ほとんど話をしたこともないのに、見た目で人を決めつけてしまうことってありますよね。
私もそういう傾向が少しあります。
というか、じっとその人の言動を見て、深入りしない場合が多々あります。
人見知りな性格がそうさせる部分もあるかもしれないですし、過去の経験から、こういう人と付き合うと痛い目にあうとかそんな感情が働くのかもしれないです。
これは自分の色眼鏡で人を見ているということですね。
ただ、自分もそれが悪いというのも自覚はしていて、いまは少しずつ会話をしながら距離感をはかるようにしています。
人を遠ざけてしまう
固定観念があると、人を遠ざけてしまうこともあると思います。
ビジネスの話ではないですが、実際に今日あったことです。
自宅のベルを知らない人が押したので、出てみると「ガスのメーターの件で」と言われたので、多分訪問販売だろうとこちらが決めつけて断ろうとしたのですが、よく話を聞くと、我が家が利用しているガス会社がガスメーターの取付をしに来ただけでした。危うく、相手を追い返すところでした。
私が「家にアポなしで来る人=訪問販売」と決めつけているから起きたことですね。
付き合いにくい
固定観念の強い人とは付き合いにくいですね。
完全に決めつけで話をするので、話がかみ合わないですし、人の意見を受け入れないので、仕事の話などもやりにくいです。
場合によると、こちらの意見を全否定してかかる人もいますからね。
まとめ
子供と話をしていると、本当に無垢で固定観念がないので、たまにすごい発想をするな!と感心することがあります。
反対に大人である私は、固定観念が邪魔していろんなことを決めつけてしまい、子供に対して決めつけてかかったり、自分の考えを押し付けてしまうことがあります。
良くないですね。対話になっていない。
そう考えると、本当に固定観念って怖いなと思いますし、出来るだけ頭は柔らかくしておきたいなと思います。
そのためには、自分の中に、自分以外のものを受け入れる大きなスペースを作っておくことが大事なのかなと思いました。
この記事を書いたら、大昔に読んだ、D・カーネギーの本「人を動かす」をふっと思い出しました。今思えば、人付き合いの基本中の基本を教えてくれる本だったんだなと思います。古い本ですが、良い本なので、興味のある方は読んでみてください。私も、もう一度読み直してみようと思います。