よく本をたくさん読んだら成功するとか、成功者は本を沢山読んでいるとか聞きますね。
でも、それって曖昧だし、具体的じゃないので、よくわからないですよね。
個人的には、沢山本を読んだからといって、必ずしも成功するとは限らないのではないかと思います。
もちろん、本を読んだら成功するというような考え方には一理あると思うし、もしかしたら、本との向き合い方によっては成功の助けになるのかもしれません。
本を読む=成功?
成功というのは曖昧な概念
そもそも、成功という言葉は曖昧な言葉ですね。
何をもって成功というのか?
人によって成功のイメージが多分全然違うのじゃないかと思います。
ある人は、大金持ちになって高い車を買ったり、国内や海外で遊び回るのが成功と思う人もいるかもしれないです。
また、ある人は、家族が健康に暮らせて、食うに困らなくて、支払いに追われず、つつがなく暮らせれば成功と感じるかもしれません。
ですから、まずは、成功のイメージというのは、自分の成功のイメージと他人の成功のイメージは全く違うということを念頭に置いて考えないと全く話がかみ合わないのではないかと思います。
何を読むか・どう読むか
本を読むって一括りにしがちですが、何を読むかで全然違うのではないかと思います。
小説を好きで読む人と、歴史を学びたくて本を読む人、ビジネスで成功したくて本を読む人。
そもそも、全く読むジャンルが違いますね。
小説を読む人は多分、人生で成功したいから本を読むのではなくて、娯楽、楽しみとしての要素が強いんじゃないかと思います。小説を読むことが好きな人はもしかしたら、小説を読む環境があるだけで、成功(幸せ)と感じているかもしれないですね。
歴史小説などだと、歴史の勉強のために読む人もいれば、もしかしたら、自己啓発的なニュアンスで読むような人もいるかもしれないですね。
こてこての歴史の本を読む人は、歴史を知ることが好きだったり、歴史から何かを学び取りたい人だったりするのじゃないかと思います。ビジネス視点で歴史を学ぶ人もいるかもしれないですね。
ビジネス書を読む人は、仕事のやり方を学びたい人や、商売で儲かりたい人などでしょうか。
当然、人によっては、小説+歴史本を読む人もいると思いますし、歴史の本とビジネスの本を中心に読む人もいると思います。いろんな組み合わせがあると思います。
読む人の受け取り方によって変わる読書
上記の通り、本を読むというのは、結局のところ、読み手がどんな本を、どういう目的で読んでいるのかとか、解釈の仕方で全く違うものになるのかなと思います。
だから、正直、どの本を読んだら成功するとかいうものでもないように思います。
先述の通り、成功という概念も人それぞれ違いますし。
まとめ
かなりまどろっこしいことを書きましたが、結論としては、まずは、成功のイメージというものが、人それぞれという前提があるということは頭に入れておく必要があるのかなと思います。
また、本を読むだけで、自分のイメージ通りの成功を勝ち取ることができるかどうかはわからないです。それ以外の努力も必要でしょう。
個人的には、本は様々な生きるためのヒントや楽しさ、時には苦しみや悲しみ、様々な問題などがあること等を教えてくれるものなのかなと思います。それが間接的にはそれぞれの思い描く成功の手助けをしてくれる場合もあるのかなとも思います。
これを読んだら成功するとか、お金持ちになるとか、幸せになるとかそういう本というのはなくて、手に取った本を手掛かりにして、自分でどう感じ、どう考えて、どう行動していくかということが大事なのかなと思います。