ある人のSNSの「なぜ自分が電気を止められてもビジネスを諦めなかったか」というようなタイトルが目に留まりました。
そのタイトルを見て、個人的には「うゎ」となりました。
自分が苦労をしていることを人に知らせたいんだろうなと・・・。同情作戦・・・。ナルシスト・・・。
よくいますよね。自分がいかに努力してきたとか、苦労してきたとかアピールする人。
正直そのアピールは不要かなと個人的には思います。
ビジネスに「自分」は要らない
客にとってその人がすごいかとか努力したとか関係ない
「自分がいかにすごいか」とか、「苦労した」ようなアピールをする人ってたまにいますよね。
でも、その「実力」や「努力」、「苦労」とやらは正直、お客さんにとってあんまり関係がないんですよね。お客さんにとっては、その人からサービスや商品を買って、自分が満足できればそれでいいんですよね。
スーパーで買い物をしている自分を想像してみてください。
ある商品を手に取って「この人は随分苦労して作ってくれたんだな~。だから買おう。」と思うでしょうか。
気持ちの面でそのようにして感謝して品物を買うことは良いことですが、そんな深いことを毎回考える人なんてほとんどいないですよね。
もしかしたら、自分の商品やサービスを利用したお客さんがリピーターになることもあるかもしれないですが、それは、お客さんがその人の商品やサービスを気に入ったからであって、自分のことを「すごい」とか「努力した」とアピールしたからではないですよね。
美味しいと思ってくれたり、便利だと感じたからリピートしてくれただけですよね。
もちろん、その陰にはたゆまぬ努力や苦労があったからでしょうが、頑張ってますアピールは基本不要かなと思います。
反対に、お客さんの立場に立って商品やサービスをアピールするのは大切だろうと思います。
お客さんが商品やサービスを利用するプロセス
〇お客さん目線で商品やサービスを作る→お客さんが商品を利用する→気に入る→リピートする→(いいクチコミ)
✖自分目線で努力や苦労、実力をアピールする→商品を利用するかどうかはわからない or うざったく感じる→客が離れやすい
ビジネスはずっと努力するもの
それから努力自慢ですが、基本、ビジネスなんて何十年も努力するものだろうと思うので、努力自慢も不要かなと思います。
たった一時期だけ努力しただけでは多分たかが知れているでしょうし、世の中も日々変化していくので、その時だけ頑張れば良いというのもではないのかなと思います。
努力することが悪いわけでは当然ないので、やるべきだろうと思いますが、別にひけらかす必要はないのかなと思います。
また、努力すればうまくいくかと言えばそうでもない部分も多々あるのかなと思います。
努力の仕方を間違えてはいけない
苦労や努力している人の中には、苦労の仕方や努力の仕方が間違っていることも少なくないのかなと感じます。
その理由のひとつは、先述の通り、「自分」を前面に出し過ぎたり、自信過剰なことが多いのかなと思います。
自分のやり方が正しいという思い込みがあると、どうしてもそのやり方で突っ走ってしまいがちです。
でも、やり方が間違えているといくら頑張ってもなかなかうまくいかないですし、そのままやっているとじり貧になるか、行き詰まって、ちょっと悪いやり方に手を染めてしまう人も見てきました。
そうなると、そのやり方でしか仕事ができなくなり、なかなかそれ以上のレベルにいけなくなりますよね。
ですので、できることなら、「自分」という殻に閉じこもるのではなくて、「他者の目」で物事を見ることが大事なのかなと思います。
自分でやっていることに努力は当たり前
それから、自分で始めたことなので、努力するのは当たり前のようにも思いますね。
他人からやれと言われてやっていることではないですからね。
もっと言うと、自分でやっていることだから努力を努力とも思わないかもしれないですね。
私も長いこと自分で仕事をしていますが、努力しているとか、苦労しているというのはあんまり感じたことがないです。鈍感なんでしょうね・・・。
資金的に苦しいというのはありましたが、仕事自体が苦しいというのはほぼないように感じます。
まとめ
「なぜ自分が電気を止められてもビジネスを諦めなかったか」は美談のように見えますが、実際はこの方のビジネスは未だうまくいっていないので、見方を変えると「自己管理(マネジメント)ができてない」ということになります。厳しい言い方ですが・・・。
普通に考えると電気を止められる前に何か行動を起こすよねと個人的には思います・・・。
苦労自慢などする前に、やることをやらないといけないですね。
苦労話とかは、晩年になって他人から聴かれた時にボソッと答えればいいのであって、わざわざアピールするものでもないのかなと個人的には思いますね。