今回は、自分が実際に接してみて、この人の商売のやり方嫌だな~と感じたことを中心に、「追うと逃げる」理由について、まとめてみました。
なぜ客が逃げるのか
焦りが相手に伝わっている
「売りたい気持ち」や「客を取りたい気持ち」が先行し過ぎて、焦りが相手に伝わっている可能性があります。
相手(お客さん)にも自分のタイミングや状況、懐具合というものがあるわけで、無理やりごり押しされるのは嫌なものです。
反対にそれが自分の立場だったらよくわかると思います。
ごり押しされたら、その場からサッと逃げたくなりますよね。
どうしても商売で利益を上げなければいけないのはわかりますが、焦りは禁物だと思います。
ある程度ベストを尽くしたら、後は相手が戻ってくることを期待せずに、気長に待っておけるほどの心の余裕を持てると良いですね。
また、手持ちの資金が少ない場合も、焦りが出る原因になりやすいです。長くビジネスをするには、ある程度の資金を確保しておくことも大事ですね。
それから、仕事でノルマがある人もおられると思いますが、ノルマを達成しようとして焦ることもあると思いますが、仕事に集中して、一旦ノルマを忘れることも大事なのかなと思います。
相手の立場を考えていない
知らない間にお客さんに嫌な思いをさせている可能性があります。
自分の事ばかり優先させて相手の立場を考えていないと客は逃げやすくなります。
自分がお金儲けしたいがために、相手にウソをついたり、不義理を働くとどうしても人は逃げていきますね。
商売はあくまでも、相手を満足させるもので、自己満足のためや、会社の利益のためではないですね。
人によって態度を変えている
意識しているかしていないかは別として、人によって態度を変えている可能性もあります。
Aさんはお金持ちだからペコペコ接しながら、Bさんには横柄な態度やツンとした態度を取っていると、全体的な評価は高まりません。
人によってコロコロ態度を変える人と人として付き合いたいとは思わないですね。
もちろん、客としても付き合いたいとは思わないですね。
相手をお金のように見ている
人を金づるのようにしか思っていない可能性もあります。
その気持ちが態度が出ている。
だから逃げられるのかもしれないですね。
商売は商品やサービスの対価としてお金を頂くのですが、あくまでも、そのお金を払うのは「人」です。
人を金づるのようにしか見ていない人には人は寄り付かないですね。
客に自分の都合や考えを押し付けている
ありがちなのが、自分の価値観を相手に押し付けすぎること。
自分の技術や経験、知識、商品、サービスなどに自信があるから、相手にもそれを強要しようとする。
すると、相手はそんなものを求めていないので、二人の間に溝が出来て、客は逃げて行ってしまいます。
自分が提供しようとするものと、相手が求めているものとに相違があると、当然ながらお客さんとしてはお金を落とそうと思いません。
相手が求めていることを提供するのが商売で、自分の価値観を押し付けようとするのは、プロではなく、アマチュアのやることですね。
まとめ
今回のポイント
- 焦りは禁物
- 相手の立場で考える
- 人によって態度を変えない
- マーケットが合っているか再確認する。
- 商売ができる十分な資金を確保しておく
焦らず長いスパンで商売を組み立てていきましょう。