商売って営業しないとダメなイメージですが、本当でしょうか。
何か無理に押してくる人もいますよね。
でも、本当は売ろうとしなくても商品やサービスは売れるんですよね。
無理に営業するとどうなるか
自分の考えを押しつけると距離を置かれる
自分のところの商品の良さを思いっきりアピールして悦に入る人。
本当にこういう人、滅茶苦茶多いんですが、まあ、客の立場からすると、「ウザイ」ですね。
熱量が高いのはいいのですが、最初は受け入れても、それが続くと段々付き合うのが辛くなります。
そうなると、お客さんは距離を取りたくなります。
営業する人によっては、断られるとムスッとして怒りを露わにする場合もあります。
そして、こういう人に限って、自分が悪いのではなくて、客が悪いというあべこべな発想に陥りがちです。
そうなると、もう関係性もなにもあったものではないですね。
自分を客観的な立場に置かないとこういうことは起こりがちです。
普通に接していれば、リピートされることも多くなりますし、友人を連れてきてくれたりするのにもったいないですね。
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いい噂は流れない
無理な営業をすると、いい噂は流れないですね。
お客さんも心では「めんどくさい」とか「胡散臭い」と思っていても、顔や態度に出さないものです。
ただ、家庭や友人、同業者の中ではその人について噂し合っていたりします。
それで、その人の評価が定まってしまうこともあるように思います。
営業する立場の人間で多いのが、お客さんに自分の商品やサービスがいかに良いかだけを理解してもらうおうとする人。
もしくは、自分の考えが正しいと押し付ける人。
お客さんにとっては、自分が欲しいと思っている商品なのかどうかが一番大事であり、営業する側が良いと思っているかどうかなんて、どうでもいいんですよね。
そこを理解していない人がものすごく多いです。
要は、お客さんがその商品やサービスを買って満足するかどうかが一番大事なんですよね。
無理な営業をしないにはどうすればいいのか
マーケティングの本質を理解する
売れないのは、お客さんが悪いのではなくて、自分が100%悪いと認識しないといけないですね。
商品自体が悪いのか、営業のやり方が悪いのか、お客さんのニーズを正しく認識していないか。
マーケティングを理解していれば、最終的には「売らなくても売れる」ようになるのではないかと思います。
以下は、経営戦略の専門家ピーター・ドラッカーの言葉です。コトラーのマーケティング・マネジメントという本の中で紹介してありました。
個人的にとても感銘を受けた言葉だったので、シェアさせて頂きます。
「マーケティングの目的は、セリング(販売)を不必要にすることである。中略。顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ。」
また、ドラッカーは「マーケティングは顧客を創造することだ」とも述べています。
↑私が読んだのは上のものより古いバージョンですが、マーケティングを学ぶにあたって、かなりためになる本なので、興味のある方は読んでみてください。
まとめ
ビジネスと言えば、何かやたらとノウハウがもてはやされたりしますが、結局その商品やサービスを買うのは誰?ということをしっかり考えないといけないのかなと思います。
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