個人事業主・自営業

一人で仕事を始めるなら知っておくと良いかもしれないこと

これから一人で起業しようと思っている方のための記事を書いてみました。

私も一人で仕事を始めて20年近くなりますが(汗)、最初は本当に手探りでした。

最初の10年ぐらいは常に頭の中でどうすれば良いかを考えながら仕事していました。

今日は、そんな起業の入口に立っている方のために、私が経験して考えて実行したことを少しだけ書いてみようと思います。参考になれば良いですが。

ちょいビズ
士業、コンサルタント、物販、IT系、農業、飲食業など色々な業種があるので一概には言えない面もありますが、極力どんな業種・業態の方にも当てはまるだろうと思うことをピックアップして書いてみました。

〇〇なら◇◇さんと覚えてもらう

例えば、整骨院なら当然、体のケアに行く場所ですが、『〇〇整骨院なら骨盤矯正』など具体的に何が得意なのか覚えてもらえると仕事はやりやすいです。

ただ、最初から絞込み過ぎるよりも、最初はいろんな業務をやってみた中で需要が多いものや、自分が得意だと思うもの、収益性が高いものをやりながら探っていき、少しずつ絞っていけばいいのかなと思います。

私自身も最初は右も左もわかりませんでしたから、とりあえず何でもやってみようという感じで始めて、少しずつ経験を積みながらやることを狭めていきました(逆に需要の変化を見ながら広げることもしています)。

安定的に収益を上げるために、少し範囲を広げるのは良いですが、あまりに広げすぎるとお客さんに覚えてもらえにくくなりますし、何でも屋は個人的にはちょっと節操がなく感じます。

お客さんは本当にこの人が信用に足りる人なのか、そして、知識や経験があるのかを実はじっと見ているもので、お客さんのお眼鏡に合えば選んでもらえますが、そうでなければ他所に行ってしまいます。

この分野はこの人に任せれば大丈夫となれば、随分仕事が楽になると思います。

屋号はわかりやすく

屋号というのは、〇〇商店というようなお店やサービスの名前です。

大体、開業した時に屋号を付けると思います。

この屋号に関しては、おススメなのは、『どんな業種や業態の仕事なのかすぐにわかる名前を付けること』です。

個人のお店や事務所というのは、世間では全く知られていないので、出来るだけ仕事の内容を屋号につける方がいいです。

例えば『ケセラセラ』という名前の屋号では、何のサービスを提供する店なのかわかりません。これでは名前から判断して、何となく女性が運営している店かな?程度の情報しかありません。

これを例えば『美容室 ケセラセラ』にすればすぐにどんなサービスなのかがわかります。

また、大阪府の堺市で地域を限定したケータリングサービスを展開するなら、『堺ケータリングサービス』などとすると良いかもしれないです(もし本当にあったらすみません)。

自分一人では仕事できない

一人で起業したとしても、実際には一人で仕事がすべて完結することはなくて、小さな仕事でも、実は多くの人が関わっているのに気づきます。

自分で仕事を始めたらサラリーマンのようなしがらみは無くなるかもしれないですが、やっぱり色んな人間関係は続いていきますし、他の人の協力があって初めて達成できることも沢山あるので、もし仮にうまくいったとしても天狗にならないことですね。

それから、儲かっている時は、いつも利用している業者の方々にも恩恵があるように心がけるのもいいことだと思います。焼肉に連れていくとかそういうことではなくて、仕事を依頼するとか、いつもお世話になっているお店にお金を落とすとかです。私は慣れ合いが嫌なので業者の人と飲みに行ったりしないですが、サービスを利用するとか何かの助けになることができればとは考えています。

個人的に最も大事だと思うのは、『おはようございます』などの基本的な挨拶や、『ありがとうございます』などの感謝の言葉かなと思います。

これが出来ない人は実はいろんな場面でかなり損しているように個人的には思います。

というのも、やってもらって当然という態度が出ている人、感謝の言葉がない人には、次に何かの仕事をお願いされる機会が減るからです。そういう人からは実は気づかないだけで、ひっそりと何も言わずにお客さんが離れていっているんですね(これは本当に目に見えにくいけど、大事なことです)。

自分を大事にする

一人で仕事する場合は、会社が守ってくれるわけでもないので、それなりの覚悟か必要です。

例えばクレームがあったとしても、自分ですべて解決しなくてはいけないです。

クレームって結構大きなストレスになります。

会社のように上司に丸投げできるわけではないので、すべてのストレスを一身に受けるわけで結構しんどいです。

一番大事なのはクレームや問題を発生させないようにすること。

自分のキャパを越える仕事をしないとか、ちょっと怪しげなお客さんとは距離を置くとか、断るとか、クレームが起こらない仕組みを作るとか。

それから、ソーシャルメディアなどを多用し過ぎてストレスを溜めたりするのも問題です。

何より自分のペースで仕事ができる環境を作ることですね。

自分を大切にしないと、良いサービスも提供できないので、まずは自分の心身を大切にすることからだろうと思います。

お金が一番大事

やっぱりお金は大事。

生活をするにも、仕事を続けるのにもお金が必要です。ある意味、お金は潤滑油とも言えると思います。

個人の仕事の場合は、業種にもよるでしょうけど、仕事のストレスよりも、お金の問題の方が大きくなるように思います。

毎月コンスタントに生活費を稼ぐことができれば問題も少ないでしょうが、自転車操業だと辛いです。

それに、一人で仕事している人は老後のことも真剣に考えておかないと後で困るので、イデコ(個人型確定拠出年金)や積立NISAで投資信託の運用したり、小規模企業共済などに入っておいた方がいいです。

でも、これも収入があってこそできることなので、やはりコンスタントに収益を上げる仕組みを真剣に考えることが大事ですね。

お金の問題を棚上げして(無視して)商売をしようとするのは良くないと個人的に思います。

仕事の勉強・仕事以外の勉強

やはり仕事に関する勉強をすることも大事だと思います。

周囲を見渡すと、案外これをしていない人が多い気がします。裏を返せば、勉強すればより高い場所に行ける可能性があるということです。

現状に満足せず、時間を作って仕事に関する勉強をすれば、より楽に仕事を進められるのかなと思います。

また、仕事とは直接関係のない、例えば、歴史だとか、哲学だとか、何でも良いですが興味のある分野を学ぶのも、仕事以外の人生という視点から見ると良いのかなと思います。

大事なのは、業務とは別に、勉強する時間を作ることですね。

もしかすると、サラリーマン以上に自営業の方が勉強している人としてない人の差が大きくなるんじゃないかと個人的に思います。

まとめ

これまでの経験から思いつくことを色々とまとめてみました。

また何か思いついたらブログで紹介します。

ちょいビズ

筆者紹介
☆CHOIBIZ(ちょいビズ)
40代 自営業歴 約20年
ほとんど会社に雇われずに、ゆるく楽しく(時に苦しく・・)、自活してきました。
そんな経験をもとに、会社や組織に依存せずに独立した生き方をしたい方向けに仕事の考え方や学び・勉強に関することなど、個人的に考えたことを中心に書いています。9割9分役に立たない情報と思いますが・・。
哲学・歴史・美術を中心に人生の学び直し中。
海外一人旅や海外移住(3年半)も経験。
趣味:テニス
※ちょいビズとは「ちょっとしたビジネス」という意味の自作造語です。

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