商売をしていると、短期的な利益ばかりを求めようとする人も多く見かけます。
それももちろん理解できます。仕事にお金や時間を投資したら、その分は回収しなければなりませんし、また日々の生活にお金も必要ですからね。それ自体は全然悪いことではないと思います。
ただ、個人的には、ビジネス(商売)には長期的な視野が欠かせないと思います。
私も昔は刹那的と言うか、手持ち資金も少なかったので、目先のことしか考えられなかったのですが、段々仕事を長くしていくうちに、目先の事ばかりに捉われてはいけないと感じるようになりました。
ビジネスをしていると、「儲かった」「儲からなかった」という話になりがちですが、正直、自分は今はそんなことはあんまり興味がないです・・・。
それより、何というか長期的に一貫性を持って仕事をしていく方が良いと思いますし、その方が長い目で見るといろんな面で良いのではないかと思うからです。
なぜビジネス(商売)に長期的な視点が必要なのか
力はすぐにはつかない
一つは、正直、力って1年やそこらではつかないと思うし、いろんな経験を身に付けるにはそれなりの時間がかかるのかなと思います。
非凡な能力を持っている人なら、すぐに頭角を現すのかもしれないですが、残念ながら私のようなこれといった特徴もない凡人の場合はやはり時間がそれなりに掛かるのかなと思います。
私の場合は、正直、もう人に言えないくらい長いトンネルをくぐり抜けて、ようやく明るい兆しが見えてきたという位の感じです・・・。
信用はすぐには得られない
また、仕事ってやはり信用が大事なのかなと思います。
その信用というのもすぐに手に入るものでもないと思います。
長い時間が必要とも限らないかもしれないですが、やはり人は関わる人の働き方や態度などを見て付き合うかどうか判断しているんじゃないかと思いますし、やはり付き合う人次第で人生も大きく変わるんじゃないかと思います。
そのためにも、信頼を勝ち取らなければならないのかなと思います。
仕事の真のノウハウは失敗や成功などの経験から得られる
仕事のノウハウというのは、人から教わったりすることもあるかもしれないですが、本当に大事なことは自分でやってみることで初めて得られるものなのかなと思います。
多くの失敗や小さな成功体験などを重ねながら、自分なりのやり方を確立していったり、改善したりすることで磨かれていくものなのかなと思います。
長期的に仕事で成長させてもらっていると思う
人生は長いです。
20代だった人も30代、40代、50代、60代と年を取るものなので、正直成果を焦っても仕方がないのかなと思いますし、年と共にゆっくり成長しながら、成果を上げていければいいのかなと思います。
もちろん、目先の利益も大事なのは確かなことですが。
仕事では技術や知識も大事ですが、それと同じか、それ以上に人間性みたいなものが大事なのかなと思います。
仕事を通して色んなことを学び自分自身を磨いていければ良いのかなとも思います。
また、年を取っても尚、長期的に役に立つ人間になれれば良いですね。
時間を掛ければ収穫の楽しみが増える
正直、時間を掛けることで収穫の楽しみも増えるのかなと思います。
短期的に儲かるという考えではなくて、力をつけて長期的にずっと稼ぎ続けられれば、それはそれで良いですね。
また、お金だけでなく、人生の時間をより豊かにするためにも、焦らずじっくり物事に取り組むことって大事なんじゃないかと思います。
どんな収穫の時期を迎えるかは自分次第ということですね。
長期的視点を持つには
目先の利益を求め過ぎない
目先の利益も大事ですが、そればかりに捉われない方が良いのかなと思います。
目先のことばかりに捉われると、もっと大事な人間関係、信頼関係などをないがしろにしやすくなるのかなと思います。
そうならないためには、まずは安定した収入を得ることが先決なのかなと思います。
収入が安定していないとどうしても焦りに繋がり、冷静な判断ができにくくなるのかなと思います。
人によっては、明日の生活費を稼ぐために、グレーなところで勝負している人も見かけます。
しかし、そのようなやり方をしていると、どうしても楽な方向に流れてしまい、力がつきにくく、同じようなやり方ばかり繰り返さないといけなくなります。ある意味、思考停止してしまい商売が伸びにくくなるのかなと思います。もしくは、強引になるとか。
収入が安定しないなら、アルバイトしたり、派遣で働いたりしながら商売を続ける手もありますし、一度ビジネスを諦めて、会社に勤めて再起の機会を伺うというのもありなのかなと思います。
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少しずつ勉強する
毎日少しずつ勉強するのも大事なのかなと思います。
何かに触発されて、一念発起、一日だけ勉強しても、それ以降全く勉強しないのであればあんまり意味ないですよね。
でも、例えば一日数ページでも良いので学びたい本を開いて毎日読むだけでも、1年続ければ全然違うのかなと思います。
以前の私も『一気に学ぼうとした』ため継続できなかったのですが、今は『毎日少しずつ勉強すること』で継続できています。
無理はなかなか続かないということですね。
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小さな失敗や小さな成功から学ぶ
日々起きる小さな失敗や成功を拾い上げて育てていくのも大事なのかなと思います。
特に失敗は次に繋がる大きな糧になりうるので、できれば起きたことを覚えておき、次に繋がるようにしていくと良いのかなと思います。
また、小さな成功から学ぶことも多く、小さな成功体験が自信の種にもなると思うので、失敗と同様に大事にすると良いのかなと思います。
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ぼんやりとした将来の自分像を描く
結構大事なのかなと思うのが、ぼんやりとした将来像を描くことかなと思います。
例えば、5年後に1000万円稼げるようになるというような明確な目標を立てたとしても、その通りになることはあまりないのかなと思いますし、むしろ、具体的な金額を決めてしまうと、もしかしたらそれ以上のポテンシャルがあるのに、自分で自分を規定してしまう恐れがあるのかなと思います。
それよりももう少しぼんやりとした将来像を描いてみるのも良いのかなと思います。
個人的には、あんまり具体的な金銭的な目標のようなものはなくて、ぼんやり数年後にはこんな自分になっているかな~ぐらいの緩い自分像を持っています。お金に関しては真面目に商売をやればついてくるかなという感じです。
まとめ
長期的な視点に立って仕事をするのは、とても地味ですし、目立たないものですが、実は大事なことだと思います。
こういう考え方は正直地味すぎてあんまり人から好まれないですし、人には話すこともほとんどないですが、個人的には結構大事なことかな~と思い、実践しているところです。