こんな人におすすめの記事
- ネットショップを運営しているけど、実店舗の運営ってどうなのかな?と思っている人
- 実店舗販売をしているけれど、ネットショップやネットで販売することに興味がある人
ネット通販運営とリアル店舗運営の良し悪しを比較
今回のテーマは、『ネットショップ運営と実店舗運営のメリット・デメリットを徹底比較』についてです。
小売業の実店舗とネット通販にはそれぞれ長短があるように思います。
ここでは、両者の長所と短所について見ていきます。
今回はネットショップと実店舗の良し悪しを比較してみますね。
ネットショップ販売のメリット
全国もしくは全世界へ販路・商圏が拡がる
ネットショップの場合は、距離・場所を問わず、ニーズのある商品を提供できるので、商圏を拡げることができるのが大きな魅力ですね。
日本のみならず、海外向けに商品を販売することも可能です。
実際に私も以前ネットで海外に商品を売っていましたが、日本では売れないもの・売れにくいものがよく売れていました。
私の知り合いでも国内と国外のニーズの差を利用して上手に稼いでいる人もいます。
商圏が違うと全然ニーズが違うので、もし日本の市場で頭打ちだと感じている人がおられたら、海外に目を向けてみるのもいいと思います。
ネットショップの出店料は実店舗より安く抑えられる
実店舗の場合は、店舗の賃貸料金や電気代、駐車場代などが掛かります。
さらに看板代や備品、什器の費用もかなりの額になります。
ネットショップなら、最小限の費用や手数料で済みます。
費用に関しては実店舗に比べて低めです。
インターネット通販の場合でも、出店料や販売手数料などの費用は掛かりますが、無料から始められるものもありますし、リアル店舗に比べると費用が安く抑えられます。
比較的簡単に参入できる
ネットショップは賃貸契約の審査もありません。敷金みたいに数十万円を払わずにスタートできるので、参入に関してはリアル店舗よりも敷居が低いように思います。
24時間売れる可能性がある
インターネット上に商品が掲載されているので、開店時間の制約なく商品を販売できます。
実際には24時間お店が稼働しているような状態です。
そのため、店主が寝ている間に商品が売れていることもあり、時間的制約がないというのは大きなメリットです。
天候に左右されない
これも大きなメリットのひとつです。
ネット販売の場合、雨や風、雪などの気象の影響を受けにくいです。
よく「今日は雨だから人が来なくて・・・」という悩みを聞きますが、ネットならそのリスクが極端に減ります。
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ネットショップのデメリット
同業他社との価格競争に陥りやすい
もし同じ商品を売る同業他社がいれば、賢い消費者に商品の価格をすぐに比較されてしまいます。
そのため値段や送料などを安くするしかないということになりがちです。
そうすると段々利幅が減っていき、自分を苦しめることにも繋がりかねません。
価格競争に陥らないためには、商品の差別化や強みを見つけることです。
差別化するには、独自の商品を自分で作るか、どこからか見つけてくるかになりますが、いずれにしても労力はかかります。
説明文・画像だけでは商品の良さを伝えにくい場合もある
実店舗ですと色合いや肌触り、香りなどを伝えることができます。
しかし、インターネットでは写真でしか商品を判断できないので、後でイメージと違ったというようなことも起きがちです。
また、本当は良い商品なのに、文面ではなかなか伝わらないというもどかしい気持ちになることもあります。
反対に質のよくない商品を写真などでよく見せすぎると、クレームの対象になることもあります。
実際に使用・着用ができない
インターネットの場合は、実際に試してみることや、触ってみることができないため、消費者が簡単に購入に踏み切れない場合もあります。
イメージと違ったということで返品のリスクも多少あります。
サイズや色合いなどはわかりやすく説明した方がいいです。
対面販売ではないので、味気ない面もある
ボタンをポチっとクリック(タップ)して終わりですからね。
対面販売なら顔見知りになり、会話をすることでリピーターになって頂けることも多いですが、インターネット通販ではそのようなことはなかなか期待できませんね。
ただ、インターネット販売でも商品やサービスを気に入ってくれて、リピートしてくれる人も結構います。
インターネット販売での商品の掲載や発送は意外に重労働
インターネットでの商品の販売は簡単のように見えて、実はそう簡単でもありません。
売れるためには売れる文言を考えたり、写真を準備したりするとかなりの労力になります。場合によってはプロのカメラマンに写真を依頼したりすると、費用もかさみます。
またインターネットショップで売れた場合、商品の発送は実は重労働です。
梱包はとても大変です。
割れ物などを送る場合などは特に慎重にやらなければなりません。
私は昔、海外に商品を発送していましたが、未着や破損などは月に数度発生していました。日本とは根本的に輸送事業の質が違う場合が多いですね。
商品の発送には意外と神経を使いますし、実際に梱包は大変です。
実店舗販売のメリット
対面販売なので商品の魅力を十分に伝えることができる
インターネットショップでは、商品説明や口コミが頼りになりますが、対面販売は実際に会話することで商品の魅力を十分に伝えることが可能です。
一度購入してくれた方がファンになり、リピーターになってもらえるのは実店舗の強みだと思います。
実店舗販売では実際に商品を取って試すことができる
インターネットでは商品を試すことができませんが、実店舗なら肌触りや香り、サイズなどを手に取って細かく確認することが可能なので、購入後失敗したということが少なくなります。
わからないことはすぐに店員さんに聞くこともできます。
実店舗ならではのサービスを受けられる
リアル店舗ならではのサービスを受けられるのが大きいです。
例えば、メガネ店なら眼鏡のフレームの調整やヨゴレ落としなどができます。
実際に私もそのようなサービスを受けるために実店舗で眼鏡を購入しました。
オンラインショップではこのようなサービスを気軽に受けることはできません。
実店舗販売は顔なじみになれる
私はネット販売をしていますが、人の顔を見て商売はしたいなという思いもありました。
顔なじみになれば、売り買いという関係以外にいろんな会話に花が咲くのが良いなと思います。
実店舗販売は商品を手渡しできる
インターネット販売では商品を『発送』するので、基本的には手渡しはできません。
梱包の手間を考えると、商品を手渡して持って帰って頂く方が効率は良いです。
実店舗ですとそれが可能です。
実店舗のデメリット
店舗の維持・管理費が掛かる
実店舗の場合は、契約時に敷金が掛かりますし、商品やサービスが売れても売れなくても月々の賃貸料も掛かります。
それに光熱費もばかになりません。
家賃や人件費を払ってまでやることかどうかが問題です。
地理的要因を強く受ける
ネット販売なら全国・全世界をターゲットにできますが、実店舗は基本的に地域のお客さんがターゲットになるので、商圏的には狭くなります。
必ず店舗に人がいなければならない
オンラインショップなら、インターネット上に商品を掲載・販売・オンライン決済しているので接客やレジ打ちなどをする必要はありません。
実店舗の場合は、必ず店舗に人がいて接客やレジを担当する人が必要です。
そのため人件費がかさみます。
裏を返せば、人件費が出るくらいの利益を生む体質を作る必要があります。
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まとめ
私自身も個人でネット販売と店舗運営の両方をやっていますが、いい面悪い面は確かにありますが、正直、今はネットの方が圧倒的に売り上げが大きいです。
ネットの方がいろんな商品を比較しやすいですし、お店に出向くという時間を使わなくても商品を自宅に運んできてくれるから消費者にとっては手軽ですよね。
実際に私だってそうしているくらいですからね・・・。
じゃあ何で今さら実店舗をやっているんだ?と聞かれそうですが、一番は「信用」です。
地域で小さなお店を一人でひっそりやっていますが、何かあった時にやはり「あそこにあんな店があった」という風に覚えてもらうだけでも全然違うように思うですよね。
それが実店舗運営の良さかなと思います。
「まとめのまとめ」ですが、やはり今はネット販売が「売る」には圧倒的かなと思います。
実店舗の場合は正直コスト的にも難しい面が多いように思います。
どの店も苦戦している印象です。
人不足で人件費も高騰しているといいますしね。
私の場合、実店舗は「販売店」という感覚よりもむしろ、「事務所」に近い立ち位置です。もちろん商品は置いていますが、あんまり売る気がないし、大して宣伝もしてません(笑)
それでもやれているのはネットがあるからです。
それに個人で細々としているので何とかなっているというのもあります。
人件費なんて払っていたら合わないです。
ネット販売を考えている方におすすめの販売方法
個人で中古品販売ならヤフオクかメルカリで十分。
具体的に言うと、マニア向けなら、ヤフオクでオークションに出品すること。
若い層やママさん世代中心ならメルカリがいいと思います。
メルカリは売れるスピードが速いですね。
海外販売ならebayですね。ebayアメリカは日本の商品が飽和状態なので、アメリカ以外の方がいいかもしれないです。
法人で様々な商品を扱っているなら、アマゾンと楽天、ヤフーショッピングに出品が一番いいと思います。
自社ECサイトを運営するのもいいですが、手間がかかるし、集客に時間が掛かるのが難点です。ただし、余力があれば自社ECサイトの運営の方が利益は上がりやすいと思います。