今日ふと立ち寄ったラーメン店のカウンター席に、以下のような内容の張り紙が貼られていました。
「人手不足で提供までお待たせすることがあります。お待ち頂けない場合は他をお探しください」。
なかなか、いさぎ良いですね(笑)
私もこの張り紙は良いと思います。
待たせるぐらいならお帰り頂く方がお客さんにとっても良いと思いますし、待たせたことでトラブルになるぐらいなら最初から「待てないなら帰って」と断っておく方が良いですよね。
ただ、こんな日常の何気ない1コマですが、私にはこれからの日本社会の縮図、つまり少子化の影響のようにも見えました。
少子化と業務の縮小について
少子化で人手が足りなくなる
先述のラーメン店のように、少子化に伴って、既に人手が足りないお店や会社も多くあるのではないかと思います。
今後ますます少子化が進むと、業務の縮小はどんな業種でも避けられない問題なのかなと思います。
個人的には、気軽にネットでお取り寄せしているフルーツなどの食材なども、今後は少子高齢化で担い手が減り、残念ですが、そのバリエーションも少なくなってしまうのかなと想像しています。
また医療など、受けられないサービスも増えてくるのかなと思います。
人手の問題は恐らく簡単に解消されることは難しいので、その点は考慮に入れて仕事の規模を考えていくべきかなと思います。
儲かる業務に集中して人材不足をカバーする
それから、人材が減るということは、例えば今まで手広くやっていた業務も縮小して、儲かる業務に集中していかなくてはならなくなるのかなと思います。
人手が足りないのに、儲からない仕事をしていては、会社も潰れてしまいかねないですよね。
ですのでダウンサイズ(縮小)することはある意味、必然というか、そちらの方が効率が良いのかなと思います。
私自身も個人運営ながら、実は、お店も運営しているのですが、普段はお店に常駐せずに、お客さんが連絡をくれた時だけお店に行くというスタイルでやっています。先ほどのラーメン店と同じような省エネスタイルですね。
というのも、お客さんが頻繁に来るわけでもないにただジッと待つなんて効率悪いですからね。
ここだけの話、暇つぶしに来るだけのお客さんや、冷やかしだけの人も相手にしません。そもそも、そのような方はほとんど来ないですが。
効率の悪い(儲からない)仕事は捨てて、儲かることに集中するというやり方をしています。
個人的には、時間の無駄遣いはしたくないですし、「頑張ればできる」みたいな精神論で思考停止したくないです。
こんな考え方は世間の常識から随分逸脱しているかもしれないですね。
実際に周囲の人からは「何でいつも店が開いてないんだ。君は一体何をしているんだ。」と言われます(笑)。
まあ、自分なりの考えでやっています。
正直、これからは儲からない仕事や重要ではない仕事は切り捨てることもとても大事かなと思います。
人を安く、こき使わなければ回らないような商売なら正直やらない方が良いですし、人的資源の無駄のようにも思います。
人的資源を効果的に儲かる場所や重要度の高い場所に配置していくことが、今後の日本にとって、とてもとても大事なことなんじゃないかなと考えます。
ニーズの減少によりインフラ等もダウンサイズ
今後起こってくるだろうと思うのが、道路や鉄道などのインフラの縮小です。
道路にしろ公共の施設にしろ、ニーズが少ないものは段々縮小せざるを得なくなるのかなと思います。
今後の人口の減少の速度を見ると、すべてのインフラをそのまま残すのは不可能なことだろうなと思います。
もしかしたら、道路ひとつ取っても、使われない場所なども出てくるかもしれないですね。
メンテナンスにお金も掛かりますし、すべてを補修していたらお金が掛かり過ぎますよね。
削るところは削らなければならなくなるかもしれないですね。
多くの自治体の運営も厳しくなる一方でしょうね。色々と土地の人たちの感情もあるでしょうけど。。
まとめ
今回は、少子化と業務の縮小について考えてみました。
人口の減少と共に、仕事のやり方も変えていかなくてはならないのかなと個人的には感じています。
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